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2024.5.11(土)晴れ 本焼きNo.56(還元) Total No.95

すがすがしいまでの失敗回ですよ!w
焼成開始時気温:17.7℃
焼成開始時湿度:59%
京赤土、再生土、もぐさ土、半磁器土(炭受けの皿)
<中身>
スプーン x 2
オブジェ x 2
飯椀 x 1
小鉢(前回焼いたものの焼き直し) x 2
へんな蓋付き x 1
炭受けのお皿 x 1 炭123g

<時間>
6:21 電源ON
9:05 900℃ ※セラミック栓をはずす
11:59 1,225℃ ※セラミック栓を再びつける。20分ねらし
12:21 1,215℃ ※20分ねらし
12:42 1,205℃ ※20分ねらし
13:04 1,195℃ ※20分ねらし
13:26 1,185℃ ※20分ねらし
13:48 1,175℃ ※20分ねらし
14:10 1,165℃ ※20分ねらし
14:32 1,155℃ ※20分ねらし
14:52 焼成終了
(自然冷却)
翌 14:57 114℃ OPEN

<特記事項>
窯の蓋を開けた瞬間に、ウワァァァァという感じで、本来なら、その時に写真を撮っておくべきだったのだけれど、防衛本能?が働いて、そそくさと片付けてしまった💦
まぁ、フェア前に出来れば良い物を1品2品足したいという焦りと、失敗をあまり恐れないポジティブちゃんが全面に出てしまった結果でありました。

失敗①
まずは、母親からの無茶ぶりでしかたなく作ったスプーン2個
(せっかくなので無残な姿を全部さらしますw)

スプーンて、柄のところに穴をあけて、アルミナで出来た棒を通し、ぶら下げて焼くのです。知ってはいたのですが、アルミナ棒を持っておらず、スプーンを常時作るようになるとは思えないので、買うのももったいなく、何か方法はないかな~と。
そこで思いついたのが、サイコロで足の部分を挟み、頭を上にして立てて焼く方法…。(ああ、本当に写真を撮っておけばよかった。)
見ての通りに見事に失敗!w
粘土って、ひしゃげるんですよね。それも知っていたはずですが…。立ってはいましたが、両方ともぐにゃんと曲がり、一本はとなりのポットにもたれかかり、もう一本は炉の内壁に!熱線にひっつかなくて本当に良かった。
やっぱね、スプーンはぶら下げて焼くものなのですよ。やり方は守らなきゃダメです。
良い勉強になりました。たぶん、もう作りませんが💦

失敗②
前回焼いた船型の小鉢です。(前回へのリンクはこの記事のしたにあります。)内側の底の部分を意図的に施釉しなかったのですが、焼けてみたらそれが気に入らず、そもそも、形自体にも半信半疑だったので、釉薬がかかっていない部分に施釉して還元で再焼成してみたらどうなるだろうと、、、実験台になりました。

これが驚きのアグリネス!
外側の乳濁した青だった部分は黄色っぽく変色し、新規に施釉した部分(写っていませんが)とも完全に分離し、すごーく好意的に見れば、出土した何か、に見えなくもないですが、眺めれば眺めるほど、きたないな~と(苦笑
まぁ、せかっくなので、土に埋めてみますか(笑 という感じ。

失敗③
前回焼いたのと同型の違う子です。

これがその結果です。
いったん色はおいておきましょうか、還元したし、必ずしも私のせいじゃない(苦笑
まず、蓋が歪んでフィットしなくなっています。高さの関係もあり、本体と蓋を別々に焼きました。TOPの写真を見て頂くとわかりますが、蓋のほうはどうしても、とんがっているほうを下にして逆さまに焼きたかった。切っ先にむかって釉薬が流れるようにしたかったという意図があり、ペン立てに使っていたビアマグ大の素焼きの器を台にして、逆さまに焼きました。
間に小さく丸めた粘土を挟んだのですが、それがとれなくなっています。もうちょっとガンと叩けば取れそうではありますが、その気力がない…。
さらに、失敗①で紹介したスプーンが倒れ掛かってくっついた跡が…(笑
満身創痍な感じです。
チャレンジした!頑張った!とは言えますが…。

失敗④
失敗とも言えないかもしれませんが、炭受けにしたお皿が割れました。この子も炭受けとして2度目の焼成でした。
次回からは違うお皿を用意しなければなりません。

良かったやつ①
このこたち。

炭受けのお皿に炭と並べて入っていました。
炭化して良い感じに焼けたと思います。結局、フェアに持って行ったのはこの子たちだけです。

良かったやつ②

これも作品ではなくテストなのですが、自作の織部釉を還元でやいたものです。辰砂ってやつですね。
とてもきれいに色が出て大満足。緑と赤のあわいがとても素敵で境目に見入ってしまう。これだけで、他のすべての失敗は帳消しになるくらいだ(笑
今後、毎回これが出せるように調整していきたい。

ご参考 ☟(前回の本焼き)

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