見出し画像

真夏の鎌倉、お寺で涼を

鎌倉の情報デザイン会社、アースボイスプロジェクトです。弊社では、地域や企業等の動画制作、ロゴ、ウェブなどのデザイン〜情報戦略、ブランディングまで、物語を発掘し、「伝わる」情報作りのお手伝いをしています。
https://ev-pj.com


こんにちは。裏山ではセミやタイワンリスも元気に鳴いていて、窓を開けるとその勢いを間近に感じ、夏だ~!とこちらの気分も盛り上げざるをえません。

そんな時に、友人から「ウォーキング(お散歩レベル)しよう。」というお誘いがあり、日頃の運動不足を払拭するべく、二つ返事で飛びつきました。

どこを目指そうか。ひとまず歩き出したものの、夏は海方面は人が多いし、山はヘビやハチが出る。街中は一年で一番観光客が少なくなる時期、さすがに暑い‥。だけど少しでも運動不足を解消したい!悩んだ末に、気持ちだけでも涼しくなろうと、扇ガ谷にある「海蔵寺」へ。結果、とてもよかったのです。

画像1

海蔵寺はこじんまりとした境内ながら、四季折々の花が楽しむことができて、茅葺の庫裡、やぐら、十六の井、庭園などの見所もあり、風情のあるとても美しいお寺です。お寺に向かうまでの道もまたいい雰囲気で、秋には紅葉も楽しめます。

画像2

画像3

画像4

ひと通り境内を散策して本堂の縁側でひと休み。他に人もいなくて、掃き清められたお庭と、涼しげな蓮の花を眺めているとすっかり暑さを忘れてしまいました。

堂内をのぞくと、広い畳敷きの間になっていて、外からの光は奥までは届かず、薄暗く落ち着いた雰囲気です。派手さは無く、どこか古民家のような、天井から下がるランプシェードも控えめでかわいい。乳白色のガラスを通して柔らかい光が差し込み、ぼんやりと外とのつながりを感じさせます。光と影が創り出す空間は、不思議と別世界に入り込んだような感覚に。何故か心も静かになって、暑さを忘れるどころか涼しく感じます。(実際、陰も深いので涼しいのでしょうね。)

物ではない空間や光と影、空気、何となくの、言葉にできないものから涼しさを感じとる。背筋もすっと伸びてきたり。こういう感覚は改めて考えると面白いですね。

毎日欠かさずお手入れされているであろうお寺の境内で、心に涼を、そして少し運動(?)したという満足感を得て、帰路につきました。

画像5


飯浜@かまくら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?