2022年4月21日
タイトルで、お?と思った方は、去年の記事を読んで覚えていてくださった方でしょうか。いつもありがとうございます。
なんのことやら?の方は、先に去年のnoteをご覧いただけると幸いです。
4月21日は妻さんのお誕生日なのです。
初めてのプレゼントが4℃の指輪だったことから、なんとなく毎年4℃のアクセサリーをプレゼントするのが続いていました。
一昨年はcoachのお財布、去年は娘と選んだバスフレグランスをプレゼントしたため、ずっと続いていた4℃も途絶えていました。
娘が赤ちゃんの頃は、肌を傷つけてしまったり、掴んで引っ張ったりしないようにと、アクセサリーボックスにしまわれていたネックレスも、最近は身につけてくれてます。
先日、娘に「このネックレスはパパがプレゼントしてくれたやつなの。ほのかとママの誕生石が付いているのをパパが選んでくれたんだよ」と話しているのを聞いて、プレゼントして本当に良かったと、心の中でガッツポーズ。
さて、今年は何をプレゼントしよう。
なんとなく4℃のWEBページを開いてみると、50th Anniversaryの文字。50周年を記念した限定コレクションも用意されていました。
水滴をモチーフにしたネックレスに指輪、ピアスとスクロールしていくと、カフリングなるものが目に留まる。
カフリング?と思い、商品ページを開いてみると、なるほど。
イヤーカフとして耳に付けることも、リングとして指にはめることも出来るらしい。
ピアスの穴は、随分前に塞がってしまったと言ってたし、これなら気軽につけられるかな。指輪としても使えるのも、シチュエーションによって使い分けられて良いかもしれない。
雫の形をした限定ケースもかわいいし、これにしよう。
妻さんの指輪のサイズが分からないので、妻さんが娘と一緒に寝てる隙にアクセサリーボックスから指輪を取り出してみる。
サイズは書いていないので、自分の指に嵌めてみると右手の小指がちょうど良い。
右手の小指。右手の小指。
横浜そごう店に在庫があるようなので、仕事帰りに寄り道。
店員さんにWEBページを見せて、妻さんの誕生日プレゼントにしたいことを伝える。
「奥さまの指輪のサイズは分かりますか?」
きたきた!サイズは分からないのですが、私の右手の小指くらいです。と伝えると、ちょっと測らせてくださいねと、サイズ毎に並んだサンプルリングから一つを選んで、右手の小指に嵌めてくれる。
ピタッとジャストフィット。目測でピッタリ。さすがプロ。
サイズの取り扱いが2つしかないアイテムらしく、12号が良いとのアドバイスをいただき、そちらを購入。
帰宅後、お誕生日まで見つからないように書斎にしまう。
◇
前日。最寄駅に着いて歩いて家に向かっていると、iPhoneに義理のお父さんから着信。
あれ?間違えてかけてきたかな。と思って出ると、「どこにいる?ほのかが魚を食べてて骨が喉に刺さったらしくて、急いで帰ってきて欲しいって」とのこと。電話口の向こう側では、ママがほのかに話しかける声が聞こえる。
オンライン通話しながら夕飯を食べてて、じいじが知らせてくれたのか。
「わかりました!」と電話を切ると、自宅まで猛ダッシュ。
汗だくになって帰宅すると、ほのかは口を半開きにして小刻みに震えてる。大丈夫か?と声をかけるとしがみついてくる。
ママは市の24時間相談窓口と電話中。
あーんしてごらん?喉の奥を覗くも何も見えず。妻さんによると向かって右の奥に刺さっていたらしいけど、抜けたのかな?
相談員の方から、夜間救急病院を教えてもらい電話相談するように指示を受ける。
もし受け入れてもらえなければ、救急車手配をとのこと。
指定された病院に電話するも、小児科、耳鼻咽喉科の先生が不在とのことで受け入れ不可。
ほのかは、まだ口を半開きにして、ときどき震えているけど、話しかけると声を出して喋れる。
魚の骨くらいで救急車?と24時間相談員の方にも、夜間病院の方にも伺うと、手配してくださいとのこと。
妻さんが救急に電話をかけて相談すると、やはり救急車手配するとのこと。
自分がほのかを抱っこしてるあいだにママは荷物をまとめる。その間も、口を半開きでよだれがパパの肩を濡らす。タオルを持ってきて口に当ててあげる。
ものの数分で救急車が到着。妻さんとほのかを乗せて、数分後に出発。サイレンを聞いて出てきたご近所さんに、お騒がせしてすいませんとご挨拶。
家に入ると妻さんから、搬送先の病院がどこになったか連絡が入る。部屋の中を少しだけ片付けてから、車に乗り込む。
落ち着いているつもりだけど、自覚がなく焦っていたら困るので、R&BリラックスのプレイリストをBGMにする。
ナビをセットして車を走らす。頭の中では、妻さんの誕生日プレゼントをどのタイミングで渡そうかな。とか、noteにどうやってまとめようとか、そんなことを考える。娘の心配をすると落ち着かなくなりそうなので、考えない。
病院の駐車場に車を停めたところで、妻さんから診察終わったとのメール。駐車場から夜間救急窓口に向かう。長椅子に座ってるほのかを、そっと抱きあげる。
びっくりしたね。大丈夫?と聞くと、ちょっと疲れた顔でこくんと頷いて大丈夫とこたえる。
妻さんから診察内容を聞く。ファイバーのカメラで骨が無いことを確認してもらった。痛みが続いたり発熱などなければ大丈夫でしょうとのこと。
くったりと疲れた妻さんとほのかを車に乗せて家に帰る。ほのかは、ほっとしたのか寝てしまった。
妻さんと救急隊員の方々、病院の方々に感謝しなきゃだねと話す。
なんだか魚の骨くらいで大事になっちゃった。普段、上手に魚の骨を取り除いて食べてたから油断しちゃった。救急隊員の方とか病院の皆さん、気にしなくて大丈夫ですよって言ってくれたけど、申し訳なくて。ごめんなさいと妻さん。30代最後の日がこんなにバタバタになるなんて。
まあ、何事もなくて良かったよ。
それより駅から全力ダッシュしたからお腹すいた。帰ってご飯食べよう。
◇
今朝、仕事に行くための身支度を整えて、まだベッドで寝てるほのかを起こす。喉は痛くない?大丈夫?
「うん。大丈夫」
そうか。今日は何の日か知ってる?ママの誕生日だよ。でね、びっくりさせたいから、ちょっとお手伝いしてくれる?と言うと、勢いよく起き上がる。
ママにお誕生日おめでとうって言って渡すんだよ。と4℃の小さな紙袋を託す。
「ほのかが渡していいの?わかった!」
リビングのドアを開けて、「ママー!おはよう!お誕生日おめでとー!」
「おはよう。喉痛くない?」と振り返って
「えー?なにこれー?どうしたの?」
去年、一昨年と止まってたから再開してみたと伝える。
妻さんは紙袋、リボンの付いた外箱、ガラスケースと、丁寧に開けては写真を撮る。嬉しそう。
本体を手にして、かわいい!雫?え?リング?と指につけて、あれ?ちがう?
カフリングだって。耳にもつけられるよと教えてあげる。
さっそく耳につけてスマホのカメラで確認してる妻さんを、ほのかは興味津々で、ずーっと見てる。
ほのかは、もう少し大人になってからだね。
妻さんがそう言いながら、ほのかの耳につけてあげると、澄まし顔。
お誕生日おめでとう!
充実した1年に、素敵な40代にしようね!
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