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保護者インタビューその1:鈴木絵里子さん「アーススコーレは、ただ野菜を育てる場所じゃない」

アーススコーレ第1期生の保護者のひとり、鈴木絵里子さんにお話しを伺いました!

EARTH SKHOLE -アーススコーレ- を知ったきっかけ

ここを知るきっかけになった本があって。
私はこれを読んで、エディブル・スクールヤード・ジャパンの代表・博子さんのことを知って検索して、アーススコーレのことを知ったんです。

桐村 里紗 (著)
腸と森の「土」を育てる
微生物が健康にする人と環境

この本の中で、「食による生命の繋がりを知らず、 持続可能性の真意を知らずに育った人に、想像力や創造力持って生き、持続可能な社会を構築することができるのでしょうか。」と書いてあって、すごい雷が落ちました。

今、子どもたちはみんな、習い事週5週6は当たり前で、 土日にも習い事をしています。余白があると子どもたちがろくなことしないから、全部埋めてるみたいなことが多い。

うちの子もそんなできる方じゃないですし、周りの子たちがやっているのを見ると不安になることもある。プールやピアノに通わせていたりしたけれど、“何ができるかじゃなくて、どんなことを想像できるか”が大切なんだなって。

参加して感じた子どもの変化

アーススコーレに通っている間、学校で娘の作ってくる作品が変わってきたんです。みんなでキャラクターを作ろうって図工の授業で、「キラミズそらちゃん」という、海をお掃除してくれて、空も綺麗にしてくれるロボットを作ったり。国語の授業では、「綺麗にしよう、みんなの世界」と、俳句をよんだり。

虫も触れるようになったんです。「虫嫌い!きゃー!」っていうタイプだったんですけど、今はミミズだろうがなんだろうが、手に乗せて遊んでます。EARTH SKHOLE第1期の初回に見つけて名前をつけた幼虫がすごい気に入ってたみたいで、それが虫への抵抗感がなくなるきっかけになったみたい。
もう急にレベルが3段階ぐらい上がりましたね。しかも虫を仲間みたいに思っているんです。「(ミミズは)土を綺麗にするから、こっちの野菜が植えてあるところに入れてくる!」って言うようになって。

好きなものって守りたいから、自然が好きになると、それを守りたいという思いが芽生えるんだなっていうことを、とても感じました。

土の中から発見した幼虫「コンプリくん」
虫も仲間になった、アーススコーレ初日

EARTH SKHOLE-アーススコーレ- はただ野菜を育てる場所じゃないんですよね。「畑の学校行ってるよ」って周りの人に伝えると、「あ、野菜でしょ自治体でもやってるよ」って返ってくるんだけど、「違う~」っていうことをなかなか伝えられなくて。

でも、「土を触ると五感が鍛えられて、問題解決能力が身につくよ」と、目をキラキラさせて伝えてくれる大人とか、ガーデンティーチャーのりゅうりゅうやてっしーみたいな、ママやパパよりもちょっと若い世代の人たちが、一緒にやろうよと雰囲気を出してくれてるのも魅力で。車を走らせていかないと出会えないような人と、ここだったらすぐ出会える。

そういう機会がないんですよ、今の小学1、2年生とかって。物心ついた時からコロナ禍だったから、あまり人と触れ合わない状況がずっと続いてた。だから、そういう人たちと出会えるのってすごくいい。

あとはやっぱり自然の中で、種が変なとこから生えてきたりとか、種をまいたのに生えてこないとか、(予想通りいかないことも含めて)いろんなことを考えるきっかけがある。それって作ったものとか与えたものじゃ、無理。そういうのを都会にいながら感じられる場所が、屋上菜園Edible KAYABAENであり、EARTH SKHOLE-アーススコーレ- なんだって思います。

EARTH SKHOLEに通ってたおかげもあって、植物や自然について考える力はすごい伸びてるなって感じているから、もう2重丸って思っています◎
それがわかればいいやって。そしたら、絶対自分がやりたいことに必要なものが紐づいて、勉強もリアリティになってくから。

(スタッフ・山本)お話を聞かせていただき、ありがとうございました!

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