子供と夏山歩き①
老後になったらやってみたいと思っていることを
今やってみて思うこと
やってみたいことのひとつ
夏山登山と縦走
経験豊富な旦那さんや友達から
その魅力をたくさん聞いていて
その世界は本や雑誌で読んで
知った気になっていました。
国内旅行は老後でいいと
行きたいのは海外で、
その優先度を高くしていたのですが
3年ぶりに家族旅行ができる状況となったこの夏
選んだのは
ずっとやってみたいと思っていた家族と夏山縦走
まずは山小屋泊から。
柔軟さも大切
山に泊まり2～3日をかけていくつもの山々の峰を超えていく縦走は
何よりも準備が大切
と、まさに大人の遠足の準備状態で
荷物を詰めながら
ワクワク、ニヤニヤが止まらない
そしてもうひとつ
最も状況を左右するのが山の天気
3年ぶりの、という強い思い入れとは裏腹に
お盆は見事に台風直撃の日本列島で
山の自然は過酷で台風はもっての他、
子供も一緒だし計画は全てキャンセル、、
という状況から
より精緻な天気予報と家族全員のスケジュールを見直して
当初の予定はキャンセルし、
行き先と日程を変えたその夜午前2時に出発
と言う出だしからなかなかの勢いでした。
自分で体験した世界
準備と機動力が功を奏して
訪れた長野県の中央アルプスの木曽駒ケ岳一帯は
雲一つない晴天で
どこを切り取っても夏の真っ青な空と
何層もの緑が絶景を織りなして
自分の足で歩き目にして全身で感じたその景色は
ただただ素晴らしく
風や太陽や木々や岩肌も
ただそこにいて受け入れてくれて
世界は豊かさで溢れていることを
全身で噛みしめることができました。
五感どころか手も足も腰やお尻も
本当に自分の全身を使って山に登り
一歩一歩に集中して、
感覚を研ぎ澄ませる中で感じたものは、
ちいさな山の花だったり
爽やかな山の風だったり
一瞬一瞬が本当に素晴らしくて
今ここに生きていて良かったと心から思えて。
自分はとてもちっぽけな存在だけれど
自然の中でたくさんの豊かさを感じることができる自分で良かったなと
それがとても幸せでした。
今だから感じられること
そして家族で一歩ずつ山の上を目指して
泣いたり笑ったり感動を共有したり
今、子供達と歩いて感じられることは
本当に幸せなことで
老後では成し得ない
今だからできること
それぞれが自分の足で歩いた世界は
そこで感じたものは自分だけのもので
確かに全身に刻まれていくことを確信しました。
刻みこまれていたもの
子供の頃の夏休みは、40日間中35日くらい
北海道で山小屋を営んでいた祖父母の元で過ごすことが恒例でした。
テレビも便利なものも何もないけれど
山で草花や虫たちと戯れた豊かな時間でした。
一歩一歩進む度に
その景色がありありと思い出されて
刻みこまれていた記憶と共に
懐かしさや温かさ安心感などを感じ、
そして同時に、
今はもうその場所も祖父母もいない切なさも
様々な感情が次から次へと蘇ってきました。
大人になって、
それを今こうやって
体験としても大切にできることは
こんなにも幸せであることに気づき
自分の過去も含めて今を大切にすることは
豊かさに満たされるということに、
山が気づかせてくれました。
いつかやりたいと思っていることは
その願いへの強さがあるからこそ、
今実現させることで
その体験を存分に味わい
感動をもたらしてくれると思うのです。
本当はもっと記録に残したいのに
言葉で表現することの難しさに格闘しながら
まずは山で感じたことを。
しばらく山行体験記が続くかもしれません！
こんなにも一瞬一瞬をきらきらと鮮やかに感じられるようになったのも
自分に向き合うようになったから。
コーチングは、答えは自分の中にあることを
コーチと一緒に見つけていくプロセスです。
答えは必ずひとりひとりの中にあるから、
まずは自分が何を感じているか気づくことから。
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今日のあなたがやりたいことを大切に想えていますように。
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