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いやだ

みんなと一緒がいい。

そう強く願った時
頭の中で声が響いた。

「あなたがこのお仕事を断るのは構いません。
あなたの代わりにやってくれる誰かを探し
お願いすればいいだけのことです。
ただしその時に 
他の誰かが永遠と思われるほどの長い間
あなたが感じたその思いを背負うことになります。」


もし この話が本当だとしたら

「あなたは自分ではない他の誰かに
辛い思いを永遠にさせてしまうことになりますがよろしいですか」

と聞かれてるようなものだ。




言っちゃだめだ。

「駄目です。ぼくがやります。」

あぁ まんまと言ってしまった・・・



でも仕方がない、
こんな思いを誰かにさせてしまうなんて言うことの方が
僕には許せなかった。




唐突に僕は
この時のこの想いが
僕の一部を確実に形成していることを知る。





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