怒りの奥にある本当の感情に気づくと世界の見え方が変わる
あなたは自分の感じる怒りの本質に気づけていますか?
会社や家族との人間関係でイライラする。
ニュースで流れる凄惨な事件の犯人や政治家たちの傍若無人な振る舞いに怒りを覚える。
時には、子供達がグズって泣き出す事や楽しそうにはしゃぐ声にさえ苛立ちを感じてしまったりする。
そんな大小さまざまな怒りを感じた時、あなたはその理由について自分に問いかけたことがあるでしょうか?
怒りが感情の出発点ではない
ということを知らない人も多いように感じます。
怒りを怒りとしか認識せず、その奥にある感情に気づけないままだとフラストレーションが解消されません。そのため、負の連鎖のように日常で怒りの種を引き寄せ続ける事になってしまいます。
もし、あなたが普段からイライラしがちと自覚しているなら、ぜひ自分に問いかけてみてください。
「どうして今、私は怒っているの?」
まず初めに出てくる答えは、直接の原因と思われることだと思います。
例えば、誰かがぶつかってきたのに謝らなかったとか、子供が言うことを聞かず手がかかるとか、喧嘩相手に酷いことを言われたとか…理由を言語化してみてください。
それが出来たら次は怒りの奥にある感情を掘り下げていきます。
「先にあげた理由に対して、どう(何を)感じたから怒っているの?」
上記の質問での回答が難しい場合は、次に挙げる感情がないか確認するのでも良いと思います。
怒りの感情を掘り下げていくと、【悲しい、寂しい、恥ずかしい、不安、恐怖】などに行き着くので、
「怒っていると思っていたけど、本当は悲しかった?」
といった具合です。
日々、自身の怒りの感情に向き合っていくと大抵の怒りの根源が「自分が大切にされなかった(自分が蔑ろにされた)」ことによる悲しみや寂しさだったことに気づくでしょう。
時には「他者が踏み躙られた」ことにも怒りを感じていたのだ、と気づくかもしれません。凄惨なニュースを見た時、職場で同僚が叱責を受けている場面に居合わせた時…湧いてきた怒りは他者を想うからこその感情だった。その事に気づけると、自分自身が怒りを覚えてしまうことも、イライラしている他人を見た時にも今までとは違う見方・捉え方が出来るようになります。
怒りっぽい人は、実は心の優しい人だった
自分や他人が大切に扱われないことへの悲しみを、無自覚なまま我慢し続けることで、怒りっぽくて偏屈な人になってしまった。それを知った上でなら、今までとは違う関係性を築くことができるでしょう。
余談ですが、私の父はとても怒りっぽくてテレビを見ればいつも文句ばかり。以前はそんな父を見る度に私自身もイライラしていたのですが、怒りの感情の根源を知ってからは全くイライラしなくなりました。それは、父が理不尽な出来事に心を痛めていること、私から見ると世間に文句ばかりの父が不幸そうに思えて悲しかったのだ、ということに気づいたからです。
ぜひ、あなたも自他の怒りの感情に直面した時は、その奥にある本当の感情に意識を向けてあげてくださいね。
怒りの根源、怒りを感じる事になった本当の感情に気づけた後の対処法については、こちらの動画で詳しく説明されています。
私もこちらのYouTubeチャンネルで学ばせていただいて、自分と向き合う【自己向き合い】が更に深まりました。
ぜひ、1人でも多く必要な方に届きますように🙏🏻
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