真菰開墾記(まこもかいこんき)
空を見上げるとき。
金沢・21世紀美術館「タレルの部屋」をいつも思い出します。
居心地が良いような悪いような不思議な空間の部屋。
今日は美術館の部屋から見上げる空ではなく、
写真は大阪府のてっぺんオブてっぺん!能勢町天王から見上げた空。
見渡す限り雲ひとつ無く、これ以上の青は無い!というぐらい青かったです。
今年はこの天王地区で”スマート農業”に向けた取り組みが実施されています。
私もちょこちょこ携わらせていただいていて、とても貴重な機会になっています。
命が蘇った田んぼ
今年に入り、天王地区で土地の開墾から始めた圃場があります。
長らく休耕田となっていた圃場がもう一度息を吹き返しました。
作業の様子を思い出しながら、綴ります。
草刈りという名の、倒木・開墾作業。
地元農家さんが木々・・・もとい雑草をなぎ倒していく姿が何とも勇ましい!!
これはのこぎりで木を倒しているところ。
立派な松なんですけどね・・・松に罪は無い。
かつてコントラバスを弾いていた私は松に謎の親近感が湧く。
コントラバスの弓に松脂を付けて抵抗を作ることで、重厚な弦楽器の音が鳴り響くのです。松脂は必須アイテム!
と、切り倒された松に対してこっそり心で懺悔をして良しとする。
土均し
草を刈った後は、田んぼに水を引いて移植が出来るように土地を準備します。
10年近く休耕田になっていた場所は、特に土地が平らになっていません。
こんな大きな株も植わっていたので、地表はボコボコです。
普通はユンボや重機を使ったりするのですが「実は人力の方がいけるんじゃないか!?」ということで、アナログに土運び。
農業に関心があるといっても、「私、ユンボ持ってる」がデフォルトじゃないぞ。
「若者の車離れ」と叫ばれている昨今、ましてやユンボは持ってないやろ!笑
泥田の上は移動するにも一苦労。でもサーカス団に入団して、綱渡りショーしてる気分で楽しかったです。
・・・次回に続く。
今日(12月初旬)はトンビが低空飛行でたくさん飛んでいました。
狩りが始まったところなので、仕留められた獣害を食んでいたのかもしれません。
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