楽天2018年ドラフト。一夜明けての感想つらつら

今年のドラフト、最低でも70点はつけさせて!

石井新体制で臨んだ初のドラフト。
最下位からの再建をめざすイーグルスにとって、僕は「少なくとも70点以上」の採点はつけたい。

辰己といった「即戦力」の獲得をはじめ、太田の獲得で「ポスト嶋の次世代正捕手争い」も加速化するはずだ。
長身左腕・弓削の指名で「手薄な左投手デプス」にも一定のメドがつくかたちになった。

「闘将母校」出身の引地、「横浜高・渡辺監督の孫」という出自を持つ渡辺佳。
さらにはサプライズで「エースの弟」という則本佳。
僕らファンが共感できる『豊かなストーリー性』を持つ選手も複数指名することができた。

昨年は獲得ゼロに終わった「将来性豊かな高卒投手」の交渉権も複数獲得。
そういった意味では、まずまず良かったのかなと思う。

下記では一夜明けて今思うことを書いていきたい。

◎楽天の2018年ドラフト指名選手10人

◎ドラフト直後の最新デプス

1位指名候補選手は、根尾、藤原、辰己だった!

石井GM「(1位候補は)3人です。野手です。根尾君を含めて」。

23日、東京都内で開催された楽天のスカウト会議。
各紙は楽天が1位指名候補選手を3人に絞ったと報じていた。

今回の1巡目指名劇、3球団競合による藤原(大阪桐蔭高)外しからの、4球団競合を制してのハズレ1位・辰己(立命館大)獲得。
この動きをみると、1巡目指名候補選手が、根尾、藤原、辰己の3選手だったと推測できる。

いずれもセンターラインの選手だ。
そのなか、根尾にいかず藤原→辰己の外野手狙いにいった背景には、2015年から続くクジ引き3連敗の影響と、最大7球団とも報じられた根尾の高い競合リスクもあったのかもしれない。

と同時に、オコエと年齢も近い外野手を指名することで、伸び悩むオコエの尻に火をつけ、目の色を変えさせる意味も大きかったと思う。

チームの窮状を救う、大学生No.1外野手!

結果、楽天はハズレ1位で辰己を獲得。
これは「即戦力」を得ることができたという意味で、本当に良かったと思う。

ペゲーロが完全に戦列を離れた9/2以降のシーズン終盤、イーグルスは外野1枠を試行錯誤した。
岡島、オコエ、八百板、ディクソン、さまざまな選手を試したが、結局、外野1枠で残したOPSは.493。
リーグ平均値から.250近くも低い数字に終わったのだ。

上記デプス表の外野を見ていただきたい。

オコエ、フェルナンドは伸び悩み、正直、八百板は頭打ち。
岩見は早々に外野を断念、現在は宮崎で一塁守備に挑戦中だ。

実績組をみると、、、

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