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【戦評】 どん底のチーム状況を象徴した所沢3連敗~4月30日●楽天2-5西武

戦慄のショーケース

豪打・獅子打線の「震撼ショーケース」、今年の大型連休は「最悪の結果」で始まった。

前回・仙台で激突した後、西武は破壊力ある得点力をさらにスパークさせていた。

4/17~4/26の当該期間、イーグルスは1試合平均得点2.13でヒィヒィ言ってるのに対し、ライオンズは驚異の7.57点。
ファイターズに8点リードされながら終盤2イニングで9点取ってひっくり返した「世紀の逆転勝利」も、このときだった。

猛烈な勢いでライバルチームをなぎ倒す百獣の王。
その歯牙は敵地に乗り込んだ犬鷲投手陣にも容赦なく襲い掛かり、この3連戦、楽天投手陣は28失点。
リーグ1位の3.57を記録したチーム防御率は、3連戦後、同5位の4.24と大きく後退した。

一方、味方打線は3戦9点どまり。

そのうち7点が一発頼みで挙げたもの。
タイムリーで獲得したのはわずか2点だった。
開幕来の懸案、「つながりを欠く打線」の課題はいっこうに解消されず、5月に持ち越しへ。

これを受けてゲーム終了後、球団はコーチ陣の配置転換を緊急発表。

ファームから栗原コーチが1軍打撃コーチに就任、高須コーチは2軍へ左遷。
指揮官の腹心・真喜志コーチを1軍内野守備走塁コーチに呼び戻し、その職にあった立石コーチが育成コーチに就くことになった。

4月が終わり、チーム成績は6位、26試合6勝19敗1分、勝率.240
4月の借金13は2005年の借金17に次ぐ球団ワースト2位を記録している。

両軍のスタメン

楽天=1番・茂木(遊)、2番・ペゲーロ(右)、3番・今江(一)、4番・アマダー(指)、5番・銀次(二)、6番・ウィーラー(三)、7番・岡島(中)、8番・フェルナンド(左)、9番・嶋(捕)、先発・池田(右投)

西武=1番・秋山(中)、2番・源田(遊)、3番・浅村(二)、4番・山川(一)、5番・森(指)、6番・外崎(三)、7番・栗山(左)、8番・炭谷(捕)、9番・金子侑(右)、先発・榎田(左投)

まるでお通夜のような2回ウィーラー2号2ラン

1点を追った2回、6番・ウィーラーの2号2ランで逆転したとき場面こそ、本戦の敗戦、今のチーム状況を象徴するシーンになった。

ダイヤモンドを一周してベンチに帰ってきたウィーラーを出迎えたナインの様子が少しおかしい。

打った本人も控えめなら、出迎えたナインも喜びを自粛しているような。
そんな感じで、ぼくの目にはまるでお通夜のように映った。

前日、ペゲーロが5号2ランを打ったときもベンチはシーン・・・としていた。
これは分かる。
14点差つけられた終盤9回、全く意味ない空砲に終わったからだ。

しかし、この場面は序盤の逆転2ランという値千金の一撃だった。

もっと言えば、ウィーラーには喜びを大爆発させても十分OKな決定的すぎる理由があったワケだ。

というのは、、、

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