ここがヘンだよ、楽天の中田翔対策。チーム戦略室は何してる?! 直近5年分の対戦データで明らかになった楽天バッテリー陣の誤りとは?!

3年ぶりのAクラス争いへ、いよいよ明日から楽天のマジでガチな77試合真剣勝負の火蓋が切って落とされる。

交流戦で息を吹き返した楽天は4位・西武とのゲーム差を3.0に詰め、獅子の尻尾を掴むのは、もはや時間の問題という好位置だ。しかし、プレーオフへ進むには、3位以内に入らなければならない。そうなのだ、我ら楽天は埼玉西武を相手とせず、真のライバルは3位に座るファイターズになる。

ところが、今シーズンの日本ハム戦は3勝7敗と成績がかんばしくない。日本ハムを3位の座から引きずり下ろすためにも、これ以上の負けは許されない状況だ。ファイターズとの残り15試合を10勝5敗でいくような気概が必要になってくる。そのためにも、オールスター前の前半戦に組まれている7月5日の山形、翌6日本拠地というホーム日程のファイターズ2連戦は重要になってくる。

打者で要警戒すべきなのは、やはり、4番に座る中田翔だろう。

今季の中田と言えば、あまり怖さがない。そんな印象になるのでは?と思う。

打率/出塁率/長打率は.253/.314./442、OPSは.757だ。極端な投高打低の環境が解消された2013年以降、3年連続でOPS8割以上をマークしてきた強打者が、今シーズンは8割を割り込んでしまっている。さらに6月は調子を落とし、6月月間打率は.190と低迷している。しかし、楽天戦に限って言えば、良く打ち、イーグルス投手陣を大いに苦しめているのだ。

上記表に中田の楽天戦の年度別打撃成績をまとめてみた。

今季はいずれの項目でも2013年以降でキャリアハイの数字になりそうな気配である。打率は昨年.234と楽天投手陣が中田を良く抑えたが、今年は.366と逆に打ち返されている。ホームランもここまですでに4本を浴びており、2014年の5本を越えるのは時間の問題かもしれない。打点も同様だ。

楽天をカモにしている中田を、今後、楽天バッテリーがどのように抑えていくのかが、今後のファイターズ戦の趨勢を左右すると言っても過言ではないと思う。

その中で、筆者が特に気になっている楽天バッテリー陣の配球がある。この配球が中田に全く通用せず、コテンパンにヤラれてしまっているから、上記の対戦成績になってしまっているのだ。もしこの配球を除外したときの中田の楽天戦成績は打率.306、OPS.875である。これでも高いと言えるのだが、打率.366、OPS1.178と比べれば、まだマシである。

その気になる配球とは????

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