どこまで進んだ?!梨田楽天「機動力改善」の取り組み

◎対外戦 盗塁成績の全一覧

「走り屋」が増えた今季の楽天

昨年はリーグ5位の42盗塁、球団史上でもワースト2位の少なさだった。
ベースランニング力を診るXBT%ではリーグ最下位の40.7%を記録。

その反省を踏まえ、昨秋から「機動力改善」に取り組んできた楽天。
その成果は徐々に出始めている。
選手各々の走塁意識も高まり、足を使う攻撃も実を結びつつあるように感じる。

対外戦の盗塁成績は、24試合で46企図、32盗塁、69.6%の成功率だった。

昨年は29試合38企図だったことを考えると、今年は試合数が減るなかで昨年以上の盗塁を積極的に仕掛け、開幕に向けての「トライ&エラー」を積み重ねることができた。

◎主な選手の盗塁成績

島井寛仁 14企図11盗塁 ※全て代走での成績
オコエ瑠偉 6企図5盗塁
田中和基 6企図2盗塁
島内宏明 5企図4盗塁

指揮官が「島井、田中、オコエら選手たちがよく走ってくれた」と語ったように、とくに島井の急成長は大きかった。

天性の脚力に松井稼直伝の技術を会得した島井が1軍戦力化になったことで、昨年とは一転、「走り屋」が増え、指揮官の采配の幅も広がるはずだ。

勝敗のカギを握る終盤・嶋の代えどき

ところで今年、ぼくはどのタイミングで嶋を代えるかがカギだと想像している。

主将に代えてピンチヒッターをいつ立てるか?
代走をどのタイミング送るか?がカギになると思う。

昨年、1番・茂木、2番・ペゲーロの活躍が脚光を浴びた楽天。
彼ら両名の活躍でチームが開幕戦から快進撃を続けることができた背景には、嶋を含めた下位打線が活発で(※)、彼らがチャンスメイクし、茂木、ペギーが事実上のクリーンアップとして機能したことが大きかった。

※・・・昨年の嶋は3月4月出里率.400、OPS.770。藤田も出里率.393、OPS.821だった。

しかし、、、

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