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【戦評】味方を悩ますアマダー「負の効果」、劣化進むペゲーロの「末期症状」~6月26日●楽天1-4ロッテ

風速最大13m

古川にとって1軍でのZOZOマリン登板は、昨年10/5ロッテ戦(●E2-3xM)以来の2度目。

昨年10月は9回途中、7安打、4奪三振、無四死球、3失点、「プロ初完投」を飾った思い出のマウンドだ。
サヨナラ負けのほろ苦い幕切れになったものの、下妻との共同作業でみせた熱投は、いまだ記憶に新しい。

しかし、あのときは穏やかで、まだ知らなかった。
この日、昨年10月にはない「マリンの洗礼」に直面した。

左翼から1塁側方向に吹くこの球場独特の浜風は、試合開始の数時間前に早くも風速9mを計測。
中継開始18時ちょうどに風速10mになり、ゲーム終盤には最大13mに達するほどの強風だった。

スコアボード上の旗も、マウンド上の投手のユニフォームもひっきりなしになびいている悪環境下、先発・古川は立ち上がりから丁寧に投げていたと思う。

両軍のスタメン

楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(左)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・藤田(二)、8番・ペゲーロ(右)、9番・嶋(捕)、先発・古川(右投)

ロッテ=1番・荻野(中)、2番・藤岡(遊)、3番・中村(二)、4番・角中(指)、5番・井上(一)、6番・鈴木(三)、7番・菅野(左)、8番・田村(捕)、9番・平沢(右)、先発・石川(右投)

明暗分けたのは経験の差

序盤だけ見れば、制球安定していたのは古川だ。
逆球、抜け球、浮き球が目立ち、コントロールに四苦八苦していたのは、マリンを庭にする石川のほうだった。

しかし結果は、石川は9回途中、8安打、無四死球の1失点。
楽天打線は石川の完封を阻止するのがせいいっぱい、というよりも、あの強風下で無四死球とは恐れ入るのみである。

中盤に4四球を連発して崩れた古川は、6回途中5安打4四球4失点。

終わってみれば、、、

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