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【試合観戦記】 5/5ロッテ4-1楽天:1点差に肉薄し、なおも1死3塁だった2回裏の攻撃を考える

満員御礼3戦3敗

5月5日こどもの日。楽天モバイルパークは今季3度目の満員御礼を記録。

石原彪の2号ソロ&二走をアウトにした捕手牽制(二盗阻止の送球よりこっちのほうが送球タイムは速かった)、バックスクリーン塀際の快飛球に追いついたセンター辰己涼介の好捕など、局地的には見せ場を作ったものの、1度も優勢を作ることできずM4-1Eで破れている。

下記をご覧ください。

こちらはホームゲームの観客動員ベスト5を書き出したものになる。
ご覧のとおり、本拠地は大入りなのに上位4傑まで負けてしまっており、残念であります。

3/29●L1-0E(楽天モバイル) 25,069人 ※満員御礼
5/5●M4-1E(楽天モバイル) 25,039人 ※満員御礼
4/14●M9-2E(楽天モバイル) 25,020人 ※満員御礼
3/30●L8-2E(楽天モバイル) 24,593人
3/31○L3-4xE(楽天モバイル) 24,501人

ロッテ先発の小島和哉に9回105球5安打1失点の完投勝利を献上した。

相手先発左投手試合はこれで6勝8敗。大きく負け越しているわけではない。

当初は相手先発左腕に健闘をみせていた。今回やられた小島にも4/12○M2-5E(楽天モバイル)では土をつけた。4/16○B2-6E(楽天モバイル)では天敵・田嶋大樹を攻略した。

しかし、曽谷竜平の凄まじいキレの変化球にWhiff37.0%を記録した4/18●B7-0E(楽天モバイル)あたりからサウスポーに苦しみだし、あれから8試合連続で土をつけることができていない。

理由はいろいろあると思うが、相手の左右にかかわらずオーダーに名を連ねる主戦級の左投手打率が、今年はふるわない。

昨年おごちゃんは左腕から打率.287を残していたのに今年は.173だ。いつきも昨年.241だったのが今年.128。しまーちも.222→.148と下落、といったかたちなのだ。

月曜日、今度は前述した曽谷が楽天打線に立ちはだかる。
3試合連続でサウスポーにやられるわけにはいかず、イヌワシ打線がどう意地をみせてくれるか?期待したい。

試合展開

ロッテ=1番・岡(中)、2番・藤岡(二)、3番・角中(右)、4番・ソト(指)、5番・ポランコ(左)、6番・佐藤(捕)、7番・中村奨(三)、8番・安田(一)、9番・友杉(遊)、先発・小島(左投)

楽天=1番・小郷(右)、2番・小深田(二)、3番・浅村(三)、4番・島内(指)、5番・阿部(一)、6番・村林(遊)、7番・辰己(中)、8番・石原(捕)、9番・伊藤裕(左)、先発・岸(右投)

両軍のスタメン

1点差に肉薄し、なおも1死3塁だった2回裏の攻撃

初回表に先制を許して、ゲームセットまでリードを許したままの敗戦は、4/5●H6-1E、4/14●M9-2Eに続く今季3度目になった。

反撃の機会はあった。3回だ。

2点を追ったなか、先頭・石原の2号ソロで1点を返すと、後続の伊藤裕季也も左安打。

17日ぶりにスタメンに戻ってきた右の好打者が(開幕前の2月3月守ったことがあるとはいえ1軍公式戦では)プロ初のレフトで先発出場。その第1打席、ツヨシの豪砲の勢いに乗って、小島の1stストライクを左前へ弾き返した。

その後の1死1塁、2番・小深田の初球時、小郷が二盗を企図。これが捕手の2塁悪送球を誘い、一気に三進し、1死3塁を演出した。

しかし、コブは浅い左邪飛、浅村も2-2からショート正面のハーフライナーに凡退し、同点機を逃した。

このとき、小深田にスクイズ、セーフティスクイズもありえたのでは?と僕みたいに思った方、いるんじゃないかと思う。

今回はこれを考えてみたい。(続く)

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