【試合観戦記】 5/5ロッテ4-1楽天:1点差に肉薄し、なおも1死3塁だった2回裏の攻撃を考える
満員御礼3戦3敗
5月5日こどもの日。楽天モバイルパークは今季3度目の満員御礼を記録。
石原彪の2号ソロ&二走をアウトにした捕手牽制(二盗阻止の送球よりこっちのほうが送球タイムは速かった)、バックスクリーン塀際の快飛球に追いついたセンター辰己涼介の好捕など、局地的には見せ場を作ったものの、1度も優勢を作ることできずM4-1Eで破れている。
下記をご覧ください。
こちらはホームゲームの観客動員ベスト5を書き出したものになる。
ご覧のとおり、本拠地は大入りなのに上位4傑まで負けてしまっており、残念であります。
ロッテ先発の小島和哉に9回105球5安打1失点の完投勝利を献上した。
相手先発左投手試合はこれで6勝8敗。大きく負け越しているわけではない。
当初は相手先発左腕に健闘をみせていた。今回やられた小島にも4/12○M2-5E(楽天モバイル)では土をつけた。4/16○B2-6E(楽天モバイル)では天敵・田嶋大樹を攻略した。
しかし、曽谷竜平の凄まじいキレの変化球にWhiff37.0%を記録した4/18●B7-0E(楽天モバイル)あたりからサウスポーに苦しみだし、あれから8試合連続で土をつけることができていない。
理由はいろいろあると思うが、相手の左右にかかわらずオーダーに名を連ねる主戦級の左投手打率が、今年はふるわない。
昨年おごちゃんは左腕から打率.287を残していたのに今年は.173だ。いつきも昨年.241だったのが今年.128。しまーちも.222→.148と下落、といったかたちなのだ。
月曜日、今度は前述した曽谷が楽天打線に立ちはだかる。
3試合連続でサウスポーにやられるわけにはいかず、イヌワシ打線がどう意地をみせてくれるか?期待したい。
1点差に肉薄し、なおも1死3塁だった2回裏の攻撃
初回表に先制を許して、ゲームセットまでリードを許したままの敗戦は、4/5●H6-1E、4/14●M9-2Eに続く今季3度目になった。
反撃の機会はあった。3回だ。
2点を追ったなか、先頭・石原の2号ソロで1点を返すと、後続の伊藤裕季也も左安打。
17日ぶりにスタメンに戻ってきた右の好打者が(開幕前の2月3月守ったことがあるとはいえ1軍公式戦では)プロ初のレフトで先発出場。その第1打席、ツヨシの豪砲の勢いに乗って、小島の1stストライクを左前へ弾き返した。
その後の1死1塁、2番・小深田の初球時、小郷が二盗を企図。これが捕手の2塁悪送球を誘い、一気に三進し、1死3塁を演出した。
しかし、コブは浅い左邪飛、浅村も2-2からショート正面のハーフライナーに凡退し、同点機を逃した。
このとき、小深田にスクイズ、セーフティスクイズもありえたのでは?と僕みたいに思った方、いるんじゃないかと思う。
今回はこれを考えてみたい。(続く)
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