【惜別】楽天フェリックス・ペレス。外国人野手全員残留報道も、急転直下の退団劇。その背景にあった痛恨の弱点とは?!

驚いた読者のみなさんもいるのではないか。
去る11月19日、楽天が発表した3外国人選手の退団劇の話だ。

ジェイク・ブリガム、うん、分かる。
ラダメス・リズ、これも分かる。
しかし、球団初のキューバ人選手になったフェリックス・ペレスの退団には、ちょっと驚いてしまった鷲ファン、いるはずだ。

私もその1人である。

「何言ってるの、shibakawaさん。あなた、8月の戦力外予想記事でペレスの名を入れてたじゃん」

確かに予想した(苦笑)
しかし、言い訳を試みると、記事を上げたのは、デビュー1ヵ月も経たない8月8日のことだった。あの後、自分のなかで残留と退団の割合が6:4に傾き、残留するかも?!と考えが変わりつつあった。

9月中旬には、「後半戦以降の彼らの実績を高く評価している」という球団関係者のコメント付きで、外国人野手全員残留という一部報道もあった。

◎楽天、異例の外国人野手全員残留「後半戦以降の実績を評価」(スポニチアネックス2016年9月17日 05:30)

私が考えを改めた背景には、ペゲーロの高すぎるBABIP問題がある。

BABIPとはグラウンドに飛んだ打球が安打になる確率だ。
ペゲーロのBABIPはメジャー通算.283、3A通算.361。
ところが、NPBでは.387。統計学上、長いスパンで測れば、大半の打者が約3割に収束していくというBABIPが、4割に迫る異常値である。
来年は下がることが普通に予想され、それに伴う成績低迷が危惧される。

もしペゲーロが使えなかった場合、2年目のペレスが生きてくる。
年俸も1500万と格安、キープしておいて損はない。
そう思ったのだ。

それなのに、なぜペレスは退団になったのか?

実は、致命的すぎる、痛恨の弱点を抱えていたことが判明した。

このことを、1球データからkoboスタ売り子ガールのビール売上ランキングまで、楽天のありとあらゆる記録を収集・網羅したいという果てなき野望を持ち、「週刊野球太郎」「ベースボールチャンネル」など野球専門メディアにも寄稿する@eagleshibakawaが、解き明かしてみたいと思う。

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