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【戦評】 イヌワシ中軸本領発揮の9回決勝3得点!~4/23○楽天4-1日本ハム

ゲームを動かしたウィーラーの豪砲

ヒリヒリした1-1の同点で突入した9回表。
イヌワシ打線の前に立ちはだかるのは、秋吉亮。
昨年12月にトレードでヤクルトからファイターズ入りした右のサイドスローだった。

今シーズンは8試合に投げて防御率0.00。

ゲーム前、秋吉に取材した実況・近藤祐司アナいわく、「春先からこんなに調子良かったのは、本人記憶がないと言っているぐらいですね」とのこと。
「だいたいいつもこの時期は防御率50点台という話をしていまして、そこから落としていくのが、これまでのパターンみたいなんですよね」という話が紹介された直後、楽天の決勝3点劇が開幕した。

1死後、各々が規律を保ち、求められた役割を演じきった。

3番・浅村は威圧感で秋吉を慎重投球にさせ、3-2から1塁へ歩いた。

4番・島内は「四球>三振」の傑出した選球眼と92.1%を誇る高いコンタクト率を武器に、7球勝負を右前へ弾き返していく。

そしてお膳立てをたいらげたのは、4番・ウィーラーの大仕事。
秋吉の外角狙いスライダーが内角に抜けた失投を、みごと左翼席スタンド中段まで運ぶ決勝3ランになっている。

◎ウィーラー 2019年 本塁打記録

チームNo.1のムードメイカーは、今シーズン試合を動かす効果的な一発が多い。
上記表のように「同点」「逆転」「先制」「決勝」と、要所での一撃が目白押しなのだ。

そんなウィーラーの3ランで指揮官誕生日を白星で決めた楽天は、今季はやくも3度目の3連勝!

チーム成績は1位、20試合13勝6敗1分、貯金は今季最多の7へ。
ゲーム差は2位・ソフトバンクと1.5、3位・日本ハムと4.0、4位・西武、ロッテと5.0、6位・オリックスと5.5としている。

両軍のスタメン

楽天=1番・茂木(遊)、2番・オコエ(右)、3番・浅村(二)、4番・島内(左)、5番・ウィーラー(三)、6番・銀次(一)、7番・ブラッシュ(指)、8番・嶋(捕)、9番・田中(中)、先発・辛島(左投)

日本ハム=1番・杉谷(一)、2番・西川(中)、3番・大田(右)、4番・中田(指)、5番・王柏融(左)、6番・横尾(三)、7番・渡邉(二)、8番・鶴岡(捕)、9番・谷内(遊)、先発・杉浦(右投)


8回2死2塁をしのいだハーマン零封

二番手バーベイトに代わった出鼻をくじく、外の出し入れを制したJB弾も素晴らしかったし、足が釣った辛島の負傷降板の後を受けた森原の圧巻投球も大きかったが、重苦しい展開の終盤8回2死2塁をしのいだハーマンの零封も勝敗の分かれ目になった。

1死後、9番・谷内を追い込むものの、くらいつかれての右安。
今季10打数ノーヒット、、、

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