2018年 Shibakawaが考える「杜の皆朱の槍」茂木栄五郎のミカタ

梨田政権3年目の命運を握る男

梨田昌孝監督にとって2018年は『進退のかかる重要なシーズン』になる。

誰もがそう思った指揮官の3年契約は、昨年10月11日の日刊スポーツ報道で2年契約の最終年だったことが判明した。
3年目は球団が選択権を所持していたのだ。

クライマックスシリーズ終了の10月下旬、三木谷浩史オーナー以下球団は監督の続投を決断する。
夏の大失速でVを逃したとはいえ、4年ぶりAクラスに入った実績を評価。
3年目のオプションを行使し、戌年の指揮権を経験豊富な監督に託すことを決めた。

球団は梨田体制3年目を支えるべく、昨秋から補強に注力した。

ドラフトでは清宮幸太郎、村上宗隆といった高卒スター選手の卵をハズした後は、即戦力重視にスパッと切り替えた。
育成含む指名10人中9人は一般に即戦力とされる大卒組、独立リーグ出身者。

ウィーラー、ペゲーロら外国人選手6人を残留させることにも成功。
チーム総年俸が過去2番目に膨らみ、開幕前の補強資金があまり残されていないと思われたなか、12月下旬には好スペックを持つ新外国人ディクソンをも獲得、さらに新外国人投手も探しているという。

これら一連の動きに、球団の2018年にかける強い意志を見ることができ、僕は好感触をえていた。

そういう経緯を考えれば、3位以内は最低限のノルマになる。
Aクラス入りでも、昨年の二の舞で失速することがあると、今季限りで退任という可能性も出てきてしまう。

そのなか、12月下旬、梨田監督の興味深い発言が、スポーツ紙の紙面を飾った。

「今季は岡島、島内らも打ったけど、どうしても茂木の1番は外せない。長打(17本塁打)も打てるから」(日刊スポーツ 2017.12.23 05:00)

「1番でしょう。今季も候補は岡島、銀次、島内といたけど、茂木はどうしても1番」(スポニチアネックス 2017年12月23日 08:47)

これは興味深かった。

2018年も1番打者は茂木栄五郎でいくと言うのだ。
茂木は昨秋、右肘にメスを入れた。そのため、開幕を万全な状態で迎えることができるかは現時点では不透明になる。
当然、そのことを踏まえた上でなお、梨田監督はオーダー表の一番上の理想は、茂木と考えているということなのだ。

これ、僕には、、、

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