【記録】ファームを振り返る──楽天2軍投手が許した盗塁頻度、捕手の盗塁阻止率

数年前から記録集計しているファームの成績がある。

敵軍ランナーの盗塁記録だ。

残念ながら、楽天走者の詳細は記録つけていないのだが、守備時に発生した相手の盗塁は「走者x投手x捕手」の紐づけ集計を実施している。

理由は、どのくらいの頻度で投手が盗塁を仕掛けられているのか? 捕手の盗塁阻止率をざっくり把握したかったからだ。

ただし、この盗塁阻止率は走者側の記録で集計している。
(捕手側で集計すると色々面倒なので)

そのため、実際よりも良い数字が出てくることがある点は、留意していただきたい。(たとえば、投手1塁牽制で誘い出されての二盗死は、実際の盗塁阻止率の算出では対象外のデータになる)


下記、直近3年、楽天2軍の結果。

年度 / 盗塁阻止率 / 1試合平均の許した盗塁企図)
2019年 .441、1.03
2020年 .310、1.06
2021年 .451、0.89

チーム全体の盗塁阻止率は.451。素晴らしく高い数字だ。
1試合当たりに仕掛けられた企図数も0.89、直近3年間の中で最も低く抑えることができている。

捕手の奮起と同じく、投手陣も牽制やクイックなど走者へのケアを怠らなかった。そういう見立てができそうだ。

ただし、全体では合格点の評価ができるものの、投手各々では明暗分かれている。

◎楽天2軍投手が許した盗塁頻度

画像1

頻度=1試合平均の盗塁企図数。

この値が高いとき、1.00を上まわってくるとき、僕は投手になんらかの問題があると見立てている。たとえば、牽制のリズムが単調だったり、クイックが遅い、1塁塁上から癖が丸見えなどだ。

そのなか、塩見の1.45は意外な印象を受けた。

プロ11年目を送ったベテラン左腕は、過去にNHK BS『球辞苑』でクイックモーションのランキング2位に名を連ねるほど、高速クイックの持ち主として知られ・・・(続く)

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