【戦評】夏の甲子園。日本中が感動ポルノした酷使熱投・高校球児の今~9月18日●楽天3-5オリックス
移動ゲームで5勝10敗
6連戦日程の第5戦はオリックス22回戦。
千葉から大阪・京セラドームへ転戦し、19試合ぶりに空調完備の整った完全ドーム球場での一戦になった。
移動日なしで翌日も他球場で試合がある「移動ゲーム」。
楽天は昨年からこの当該戦績に弱い。
昨年も8勝16敗2分なら、今年もこれで5勝10敗、大幅負け越しだ。
所沢からマリンへ、交通網が整備された首都圏近郊の転戦になった9/15ロッテ戦(○E10-3M)は、あまりにも近場すぎるため、移動ゲームの要素が少ないと言える。
そのため、この試合を除くと、当該条件では1試合平均3.14得点。
今季の楽天は同3.64得点を挙げているので、移動ゲームでは得点が0.50点低くなっている。
移動ゲームに伴う疲労や、球場など環境が変わる部分での負担が少なからずあるのだろうか。
この点はオフに球団内で検証してもらい、来季への対策にして欲しい案件である。
山崎、快音快速の3点打
ゲーム展開は、先制しながらも逆転負けを喫した今シーズン20度目の敗戦になった。
相手先発は左腕の松葉。
今シーズンは右投手を被打率.255に抑える一方、左打者に.372と打たれ、左打者を苦手にしていた。
先制点を挙げた2回は、そんな松葉が苦手にする左打者が躍動した。
先頭の4番・今江が左前巧打で出塁した後、決定的シーンを作ったのは、9/5の前回対戦時に松葉から一発を含む2安打を放った5番・銀次だった。
初球の114キロカーブを見事に捉え、右越えフェンス直撃ツーベースで無死3,2塁。
6番・内田が三振に倒れた1死後、左打ちの7番・山下に松葉の制球が乱れてストレートのフォアボール。
1死満塁とお膳立て整った美味しい場面で、左打ちの8番・山崎が快飛球を飛ばした。
初球、制球甘くなって高めに上ずった速球に対し、短めに持ったバットを素直に出し、打球は左中間後方へ。
外野からの返球を一足先に制した好走塁でのスリーベースは、走者一掃の3点タイムリーになった。
「好走塁」と書いたのは、、、
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