初フルマラソン
フルマラソンに初めて出た感想。それは、異次元のしんどさでした。
前半はハーフの時と同様に押さえ気味にと思っていたのですが、やはりフルマラソン。周りの熱気が違います。人数も多いし、ついついスピードを出してしまいます。
そして、その代償は容赦なく後半に襲いかかってくるのです。
後半の苦しみ
まあまあの状態で前半を終了し、いよいよ後半。
しかし、ハーフの時より明らかに体力は消耗しています。まだまだ先は長いので、とりあえずゆっくり行こうと判断し、歩くよりちょっと早いぐらいのスピードで進みます。これで体力を回復させて、もう少ししたらスピードアップしようと思っていました。
ところが、だんだんと足が上がらなくなってきます。30キロ。ここからの12キロが本当に長かった。永遠に終わらないかと思いました。もはやウォーキング状態です。
あと2キロほどになると、自分が進んでいるのかもよくわからなくなってきました。よく雪の中などで、自分が進んでいるのかわからなくなるあれです。
充実感と疲労とやり遂げた感
ゴールした時に最初に思ったのは、「もう走らなくて済む」ということでした。
ハーフの時は、なんとも言えない充実感があったのですが、フルの時はただ「もう何もしたくない」ということだけでした。その後、家に帰って靴を脱いだ瞬間に座り込んで立てなくなりました。
体重を測るとなんと、1日で3キロ減っていました。嬉しいよりも驚愕しました。何か食べようと思いましたが、食欲もなく、お風呂に入って、夕方には寝てしまいました。その晩の眠りは、今まで体験したことのないような深い眠りでした。
その後、フルマラソンを一応完走し、やり遂げた感いっぱいで、しばらく走るのはいいやという感じになってしまいました。
オリンピック選手が金メダルをとって燃え尽きてしまうというのはよく聞きます。レベルは全く違いますが、実感として分かったような気がしました。
体の痛みと自己評価
また、現実問題として体が痛くてしばらく走れなかったのもあります。とにかく全身が痛くて、よく走れたなと。
有森さんじゃないですが、自分で自分を褒めてあげたい気持ちでした。
一応この辺が私のランニングのピークだったような気がします。
そういえば、当初の目標だった食事制限なしで走って痩せるという目標は
どうなったのでしょうか? フルマラソンで3キロ痩せましたが、それは水分もあるので、すぐ戻りました。
ランニングするとお腹が減るという結論
私は薄々気づいていました。走るといつも以上にお腹が空くということに。
日常的に走るようになって、やたらお腹が空くようになり、普段の倍ぐらいは食べるようになってしまいました。
賢明な方なら、食事を少なめにするとか、カロリーが低いものをおやつに食べるとか(おやつを食べている時点でダメなのかもしれませんが)、タンパク質を意識した食事をするとか、お菓子を食べないようにするとかされるのかもしれません。そういう人は痩せます。
1回の食事を500キロカロリーに収まるようにすると痩せると聞いたことがありますが、500キロカロリーですよ?絶対お腹すいて、結局お菓子とか食べてしまうパターンです。
全然運動していないと、さすがにこんなに食べたら運動もしていないのにダメだろうと抑制力が働くのですが、走っていると、「走っているから大丈夫だろう」と思ってしまうんですよね。
結果、私はランニングで痩せることはありませんでした。でも、走ることの楽しさを知りました。そんなに早く走れないし、長い距離も走れませんが、
個々のペースで好きに楽しめるスポーツの代表がランニングだと思います。これからは、自分のペースで美容と健康のために走ろうと思ったのでした。
これからも痩せるための旅は続きます。