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【虎に翼】第62〜63話(ネタバレあり)6月25〜26日感想

【虎に翼】、第62話と63話をまとめて記事にしています。
今週も大波乱の虎に翼。1週間で話がまとまるとは思えないゴタゴタ具合だけど、まとめてしまうところが朝ドラのすごいところ。


第62話

前回の放送(第61話)では、せっかく再会した梅子さんが寅子に気づいてもスンとしていたものだから、梅子さんまでもが寅子との再会を喜んでくれないのか(時が経つのは残酷だな)と思っていたけれど。

梅子さんとの再会

「トラちゃん、お久しぶり」
って昔みたいに優しい口調の梅子さんが寅子に会いに来てくれた時、嬉しかったなあ。

良かった。
梅子さんが変わってなくて。

寅子はそんな梅子さんを連れて、轟とよねさんの元へ。

今回は梅子さんが一緒だったからなのか、よねさんが寅子に暴言を吐くことはなかったですね。このごろはよねさんのところに行くたびに嫌な態度を取られるので「あまりよねさん見たくないなあ」と思っていたけれど、どうやら大丈夫そう。(よねの無表情さと対象的に、轟が全力で喜んでくれるものから、轟のいいヤツっぷりが際立つ。轟だいすき。)

しかもここでよねさんが梅子さんに対して「何があったのか」を問い質してくれたものだから、我々もやっと梅子さんの身に何が起きていたのかを理解できた。

結局いろいろあって(連れ戻されたり、すぐに旦那が倒れたり、しかも麻痺が残って介護してあげてただなんて信じられないくらい良い人。)梅子さんは離婚していなかったんですね。

いやそうだとしたら長男も次男も姑も、もう少し梅子さんに感謝があっても良いだろうと思うのだけど、そこら辺が昔から変わらない大庭家のクソっぷり。特に長男は相変わらず父親にそっくりで腹が立つ。

もうずっとしんどい思いをしてきただろう梅子さんが、よねや轟、寅子との再会で束の間学生時代の楽しかった頃を思い出して懐かしんでいたけれど、決してあの頃には戻れないんだと思うと、一層しんどい。

愛のコンサート

一方、「愛のコンサート」の手配にも大忙しの寅子。
多岐川さんの口から、まさかまさかの「福来スズ子」の名前が挙がってテンション爆上がり。「笠置シヅ子」ではなくて「福来スズ子」よ。すごいことよね。これもしかしてホントにスズ子が出るパターンあるかな。期待しちゃうなあ。これだから今回の朝ドラは目が離せない。


轟法律事務所

そんな中、轟とよねさんが(轟法律事務所の弁護士と助手して)正式に梅子を手伝うことになった様子。これは梅子さん心強いだろうな(でも自分ちのゴタゴタ見られるの嫌だろうな)。

お陰で妾の女性が持っていた遺言書が偽物だと発覚して(やっぱりね)、一銭も相続できないことになってすっきり。

大庭家の長男は弁護士のくせに話にならないくらい頭がかたくて、絶対に自分が全財産を相続するって聞かないし、他の家族を全員見下してる感じでイライラする。こんなやつが全財産を手に入れていいはずがない。どうか梅子さん頑張って。



第63話

相変わらず遺産相続は決着がつきそうもなく、今回(第63話)はどのように進むのか。もう水曜日だからね、まだ何か起きそうではあるけれど……。


梅子さんの気持ち

どうにかして梅子さんに少しでも多くの遺産が渡ってほしい(これは完全に私の気持ち)わけだけど、梅子さんの言い分は全く違った。

「息子3人に、平等に相続されるようにしたいの」

この言葉の最初には、「私はともかく」と切り出しているんですよ。

信じられない。
これまでどれほどの苦労をしてきたのか。

遺留分の三分の一なんかもらったって全然足りないくらいのひどい目に遭っているにも関わらず。

「自分の息子たち3人に、平等に相続してほしい」
そのうえで
「3人で手を取り合って生きていってほしい」
「息子たちの誰かが損することのないようにしたい」

これが梅子さんの望みですよ。

「1番可愛がってきた光三郎ちゃんに!」
なんてならないんですよ梅子さんは。

あんなに虐げられてきたのに、長男も次男もやっぱり可愛いんですよ。
3人とも梅子さんの可愛い可愛い息子なんですよ。(すごいな)

ここでまた道男

他方、帰宅した寅子に出された夜食のおいなりさん
これが道男が持ってきたものだっていうじゃないの。

笹寿司で修行している道男がおいなりさんを作る練習をしていても何ら不思議ではない。それを世話になった猪爪家に持ってきて「食べて」と言うのもまあ、気持ちとしては分からなくもない。

でもさ、昭和のお寿司屋さんみたいな職人のところに住み込みで働いているような超下っ端が、そんな自由に頻繁に猪爪家と職場とを行ったり来たりできちゃうの?(以前にもしれっと猪爪家と一緒に食卓囲んでたし)
もっと厳しい世界ではないの?寿司屋の見習いって。

それにも増して寒気がしたのは、道男が家に来たことによって花江ちゃんの機嫌がよくなっていること。
あんなに家事に追われて大変そうにしていた花江ちゃんが、道男が会いに来ただけでこうも上機嫌になるものか。
花江ちゃんの息子は完全に疑ってるし、周囲から(少なくとも息子からは)そういう風に見えてしまっているのも事実。子どもって親のちょっとした変化でもよく見てるからね。これは子どもが気の毒でならない。いやだなあ道男(やめてよ朝ドラなんだから)。

再び調停

それからまた梅子さん(大庭家)の調停の日。
大庭家と猪爪家を交互に出してくるからまた対比が目に付く。

同じように旦那様(一家の主)が亡くなっていても、相続でめちゃくちゃに揉める家と、まったく揉めなかった家。
大庭家と猪爪家はどちらも家柄としては「良い」ほうの、品のある、育ちの良い人たちの集まりのはず。それなのにこんなにも違う。

意見の食い違い

今回も長男は自分が全財産をもらうと一歩も譲らず、それに対して同意していたはずの姑が突然「光三郎に多く相続してちょうだい」と言い出す。

長男は
全財産もらう代わりに家族の面倒も見る!(絶対嘘だと思うけど)」
と言い張っていたわけだけど、どうも姑が長男の嫁と不仲みたいで、
「あんな嫁に世話してもらいたくない」
とか言い出して。

何で三男の光三郎なのかって、「光三郎のところには梅子が必ず付いて来るだろうから、梅子に世話してもらっちゃおう(はーと)」ていう魂胆(はあ?)。ひどい(ムカつくわー)。

いつからこのババアがこんなひどいことを考えていたのかは不明だけど、とにかく梅子さんには全力でババアを振り切ってもらいたい。


とまあ、今回もややイライラする展開で。
少し前まであんなに毎回ガン泣きしまくっていたのが嘘のよう。

明日こそはどうかどうか、梅子さんに良いことがありますように。



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