京都銭湯巡り | GWの波は銭湯にも
流れ出る水音が静寂を纏い耳から緑あふれる谷間にいざなわれいつの間にか目の前にはどこまでも澄んだ小川が旋律のように揺れ流れる。そんなぶっ飛んだ感覚の世界へとおみまいされたのは、ぽつんと一人貸し切り状態になった時のことだ。京都の銭湯ではタイミングが合えば気付くとぽつねんと周りに誰もいなくなることがある。そんな時、水風呂なんかに入ってしまっていると内側へと意識の集中力が強まりあっというまにぶっ飛んでしまうのだ。加えて「お先です」と常連らしきおばあちゃんが見ず知らずのわたしにまで優し