火傷

キスとの距離が耐えない。私を置いていかないで。遠のいていくの。
ねえ、この情熱もいつかは絶えてしまうの
ねえ、この焔も消えてしまえばあなたは去ってゆくの。
いつまでも私は過去に置き去り。眩い思い出に置いていかれた私は唯あなたに縋る。縋る。縋る、
「青い炎は冷徹のように思えるね」
あなたはそんなことを言う。あなたは青いわ。炎のように燃え盛っていても、何かあっても消えないでいてくれそうでも、どこまでも冷徹よ
いかないで。いかないでくれ、と。
これは足りない。私、あなたが足りてないだけなのかも。欲求不満なのかしら、そう、かしげてみる。
あなたは気づくこともしないまま私を置いて行った。ああ、こういう時こそ居ない人なの

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