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LIFE- REMIXER

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“人生の欠落感”をコンセプトに、日常のゲーム、政治とポピュラーカルチャー、東京オリンピックの憂鬱と言った数々を扱う連載。テキストサイト『Bad cats weekly』で連載され…
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記事一覧

第10回:「が」のお話

「が」について、ささやかなお話をしよう。まず、自己紹介のテキストを書くとする。 「ぼくは…

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第9回:“文化的荒涼”のなかで鳴る東京五輪開会式の『ドラゴンクエスト』序曲

その音楽は “文化的荒涼”のただ中にて、Twitterのタイムラインで称賛された。 オリエンタリ…

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第8回:人生の半分を簡単に取り戻す方法

今回はとても簡単に人生の半分を取り戻す方法について教えましょう。前置きしますと、金銭や健…

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第7回:テキストにおける “若さ”から手を切るということ

若さを良いものと評することは多い。選手が全盛期を迎える期間が限られたスポーツはまさにそう…

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第6回:ライアン・ラーキン パンキッシュなアニメ作家の物語。アカデミー賞にノミネー…

あらゆる表現で、残された作品以上に生み出した作家のパーソナリティが取り沙汰されることも少…

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第5回: POPEYEの村上春樹

雑誌でよくPOPEYEを読む。去年からおや、と感じたのは、村上春樹のエッセイが始まったことだ。…

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第4回: ノンポリティカルの時代は終わった

令和に変わるまでの数か月、どこでも平成の特集や総括が行われていた。自分がこの30年で確信しているのは、様々なエンターテインメントにしろ、実際の態度にしろ、ノンポリティカルでいることが難しくなったことだ。 平成はノンポリティカルでいられる時代だった。作品と現実はまったく別物であり、政治や現実から遠ざかる態度が正しいと思われていた。1989年に平成が始まってから、年を重ねるごとにその態度は確かになっていったと思う。 自分が成長するあいだ、政治や歴史から切り離されることがクール

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第3回:ユン・ドンシクのプロ初勝利 名誉と報酬をめぐる物語としての格闘技

社会的に得ることのできる名誉と活動対価である報酬について考えるとき、いつもある選手のこと…

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第2回: 現実世界の向こうの現実へのアクセス

「現実からディスプレイの向こう側の作品世界と関わる」これはプレイヤーがモニターを介してビ…

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LIFE- REMIXER 第1回: ささやかな日常の感情についてを見つめるビデオゲーム

現実は映画や小説みたいに重大な事件だとかイベントだとかに満ちているわけではない。生きてい…

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