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眠る母     詩

母よ、よく頑張ったね。
流動食がとれ口から食を取る様になった。ただよく眠る。
目が開かずよく眠る。
本人が幸せならこれでいいと苦から逃れた母を喜ぶ私になれた。
苦痛ばかり与えた私はゴメンネ母さんとしか言いようがない。
ぐーすかぐーすか眠り深く耳元でささやいても目は開かず。
しかしこれでいいんだ。
今まで私のした事は何だ!
母の胸を痛めてばかりじゃないか!
そう、これでいい。

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