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蝶よ舞え    詩

京の都に蝶が舞っています。
そして私は京の都と張り合い、狂女と
なって舞いました。
そこにはぎこちない琴の音が鳴り響き
京の人々は騒音に耳をふさぎます。
のりかかった船から飛び降りて琴の
美しい音色は出せない狂女でありました。
哀れ、退屈になった琴が嫌いになり品のない狂女が蝶を恨めしいと泣いて
おります。
はばたいて、はばたいて涙をかわかすまで飛び続けるしか方法はないんです。
そうするしかないのです。

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