会話で分かる人間関係
これは自分を人生の経営者と考えて、望む最高の人生を自分らしく明るい人間関係と共に生きるためのヒントを、私の経験をアレンジして会話形式でお伝えするオリジナルストーリーです。
[主な登場人物]
主人公:佐々木只美(コミュニティ運営会社で研修中)
メンター:中根雪江(佐々木の指導係)
私は佐々木只美。前職でお世話になった雪江先輩の今の会社で正式採用してもらうため、経営者脳を手に入れる研修中です。前回の課題「本当の願望」で、ちょっと分からない項目について今日は先輩に質問してみました。
前回のお話し
会話が勝手に人間関係を決める
佐々木:先輩、前回の本当の願望見直し項目なんですが、2番目の人間関係って自分だけでどうにかなることじゃないですよね?
雪江:どうして、そう思うの?
佐々木:他の項目は私個人だけの考えな感じがするんですが、人間関係って相手がいることだし、構築したいって具体的にはどういうことですか?
雪江:そうだな、佐々木さんが気になる人間関係っていうと誰になる?
佐々木:やっぱり職場の人間関係ですね。今はめっきり雪江先輩との関係のみですが…。
雪江:じゃあ、前の会社の人間関係で、たとえば仲良かった人とはどんな話をしてた?
佐々木:う~ん、仕事のグチ。あとは、へんなお客さんの話とか、お昼どうするとか、どこどこのなになにが美味しいとか、推しの話をすることもあります。
雪江:それが人間関係そのものなんだよ。
佐々木:ん?話の内容が人間関係ってことですか?
雪江:そう!会話が人間関係を表してるの。たとえば夫婦とか家族とか親友や恋人っていう超親しい人との関係だったら、どんな話をするのが佐々木さんは理想?
佐々木:そうですね、悩みを相談したりとか、でも普段は休みの日どこ行く?とか、、、理想ですか、もっと楽しい話をしたいかな?と、言ってもどうでしょう?話の内容ってあまり考えたことなかったです。先輩は社長(パートナー)とどんな話をするんですか?
雪江:私たちは7~80%は仕事の話しかな?お互いの組織に対する希望やこんな企画やりたいとか。テレビやネットの情報も疑問があったり意見があったりすると持ち出して、お互いの話を聞き合うって感じかな。
佐々木:はぁ~、なんというか、それは楽しいんですか?
雪江:へっ?めちゃめちゃ楽しいけど、へん?
佐々木:へんっていうか、そんな夫婦っています(笑)?
雪江:まあ、珍しいかもね。でも、会話をしていれば自分たちの関係が良好だってことは実感できるし、これはどんな人間関係でも同じだよ。女子会とか私もお勤め時代は100%会社のグチか噂話だったの。たまにならくだらない話で盛り上がるのもいいと思うし、その時は楽しいんだけど、後味は決してよくないし、いい時間を過ごしたという記憶にはならないよね。
佐々木:確かにそうですね。会話か~。会話の内容って、いつの間にかその話題になっていたとか、たとえば、この前お局にこんなイヤミ言われた!って誰かが言ったら、うちにもいる、そういう奴!みたいに話が勝手に盛り上がる方へ向かっちゃいますよね。
雪江:それは望む人間関係を決めていないからだよ。会話を感情のまま自動操縦にしちゃってるんだよ。
佐々木:自分の意思で変えられるってことですか?
雪江:そういうこと!まずは相手が誰であっても、佐々木さんはどんな内容の会話をする関係が望ましいか?とか、心地いいか?という視点から考えてみて。
佐々木:どんな人間関係を構築したいかって、「誰と」ではないってことですか?
雪江:冴えてきたね♪そう!特定の誰かではないから自分で決められるんだよ。まずはザクっと大まかでいいから、こんな関係がいいなってのを書き出してみて。具体的にどう考えるかは次回にしましょう。
【コラム】
会話の主導権を握って理想の人間関係にする
最後までお読みいただきありがとうございました。
前回のお話し
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