瞑想の中の2人のカウンセラー
もう20年近く前、なにかを変えたくて、いえ今思うと「なにかから逃げたくて」だったのかもしれません。「自分を変える7日間」という書籍と同じ内容のプログラムを行っているセミナーに参加しました。
その中で、のちの私を支えてくれる存在となった内容がありました。それが、男女2人のカウンセラーです。
瞑想の中の「ラボ」
プログラムで紹介している内容は、すべて瞑想の中でつくった「ラボ」で作業を行います。なので、もちろん！カウンセラーも実在する人ではなく、瞑想の中のラボに入って呼び出す架空の人です。
今の私の瞑想は、完全に自己流にトランスフォーメーションしてしまっているので、当時どうだったか詳しくは覚えていませんが、
イスに座って目を閉じて深呼吸をし、心を落ち着かせる。
３３３、２２２、１１１と数字を思い浮かべる。
今、レベル１にいると確認して更に深い健康的なレベルに入ると唱える。
１０から１までカウントダウンする。
その場所が、なんでも可能な理想の世界（と思い込む）。
更に１０から１までカウントダウンすると、、、
理想のラボ（作業場）が現れる。
簡単に言うとこんな感じです。私は空が大きく見えるガラス張りのラボにしました。そこにカウンセラーが現れるスペースがあって、呼べばいつでも現れてくれます。
瞑想から出てきた2人のカウンセラー
瞑想って、最初は自分がイメージしているって思っていたのですが、繰り返し瞑想していると、どうやら違うようなんです。
たとえば、初めてカウンセラーとご対面するときは、どんな人が出てくるか分かりません。書籍ではしゃべるブタ？が出てきたとか。それはイメージでも本意でもない不思議な現象です。
私の男性カウンセラーはタケちゃんマンでした。北野武さんの昔の人気番組の中のキャラクターなんですが、番組が終わって10年以上は経っていてファンだったわけでもないんです。どちらかというと映画監督としての北野武さんが、その当時の世の中でも一番印象が強かったです。でも、北野武でもビートたけしでもなく、タケちゃんマンでした。
女性のカウンセラーは俳優の桃井かおりさんでした。
なぜ男女2人かというと、カウンセラーですから悩みを聞いてアドバイスをしてくれるので、男性目線と女性目線ということです。たとえば恋愛の悩みだと、異性からのアドバイスも有効だからだそうです。
さて、私は15年後にカウンセラーさんたちの方から、もう私たちは要らないね！と強制的に辞退されるのですが、それまでの間、色気のある話は全くなく、残念ながらタケちゃんマンの出番は一度もなかったです 笑。
15年間の勤務は桃井さんのおかげ
20代の頃、どんな仕事についても続かず、自己肯定感も自己受容感も低くて、すべてをひとのせいにして被害者意識で生きてきた私が、15年間も勤務し続けられたのはカウンセラー桃井さんのおかげでした。
私は15年、あの会社にいなければいけない理由があったのです。もちろん、それは15年後に判明するので私は知りませんでしたが、桃井さんは知っていたんだと思います。だから、私の15年を桃井さんは支え続けてくれました。
桃井語録の中でとても印象に残っている言葉があります。
ある日、仕事で都合のいいように使われて、めんどくさいことや雑用は上司から押し付けられる！という被害妄想全開で、泣きながら桃井さんにグチっていたら、
「だったら、みんなを照らす太陽になりなさい。」と、言われました。
「どうやって・・・？」と、聞くと、
「笑顔でいること。笑顔でみんなを照らしてあげなさい。」
俳優の桃井さんより、私のカウンセラーはちょっぴりお上品でした。被害者意識で生きていた私の頭に、この発想は存在しません。私にとって桃井さんは確実に実在するカウンセラーでした。
この言葉で私がすぐに前向きになったわけではありませんが、少しずつ15年かけて、私は桃井さんの助言のおかげで変わっていきます。15年後に待っている、ある目的のために。
また次回、記録していきます。
【丹田呼吸で瞑想してみよう】
呼吸に意識を向けられるようになったら、丹田を意識してみます。
丹田とは？
おへそから１０センチほど下にある体の中心部分。生命エネルギーの源と言われている所です。
浅い呼吸ではなく、丹田にいっぱい新鮮な空気を入れてあげる、深い丹田呼吸を意識します。
呼吸は吐くことにより意識を向けるといいです。吐くときにお腹がぺちゃんこになるまで吐ききると、深く吸うことができます。
浅い呼吸はリラックスしたり集中できないので、丹田を意識した深呼吸を心がけると瞑想に入りやすいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ここでは、私が人生を変えたいと参加したセミナーで瞑想と出会ってから、２０年ほど経った今、瞑想に龍が出てきて成長していく過程や、人生がこんなにも素晴らしいものだと気づくまでのことを記録していきます。
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