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しくじり社長の旅館奮闘記 Vol.6

倒産寸前を何度も繰り返し、しくじりだらけの人生を少しでも教訓として役立てられたらと思いまして、私が学んだことを配信していきます。
皆様のお役に立てたら幸いです!


【採用の重要性】

よく耳にするのは、採用と教育とどちらが重要かというお話です。

両方大事だと思いますが、私は敢えて言わせてもらうと、教育より採用が重要課題だと思っています。育ちにくい人をいくら集めても、教育が入らないからです。結局、企業は誰をバスに乗せるかが大事で、何をやるかよりも誰とやるかで決まると言っても過言ではないと思っています。

しかし、通常なかなか良い人材が入ってこないので、妥協した採用になり、社内がまとまらず退職者が出てきます。結局人手不足から、辞められたら困るという文化になり、社長が使われる立場になったり、社内でお局さんや影の支配者が出てきたりするのです。

この状態になってしまうと、辞められたら困るということで、いいわいいわの組織になりやすいです。そうではなくて、社長を中心として力を合わせられる組織を作っていきたいものです。

そこで、採用よりもさらに大事なもの、それが社長自身の魅力だと思います。では、その社長の魅力は何かというと、「志」や「夢」だと私は思います。

結局、どんな料理を作るかが明確になっていないと、どんな具材を用意していいのか分かりませんし、調理法も決まりません。カレーを作るのかラーメンを作るのかで、集める具材は変わりますし、似たような素材でもカレーを作るのかシチューを作るのかで、調理法やスパイスなどが変わります。社長がどんな会社を作るのか、それにスタッフが共感するのかをまず明確することが誰をバスに乗せるかに影響すると思います。

私は、過去に幹部社員が皆辞めていってしまったことがあります。その時に、この構造を身を持って体験しました。和食の職人の世界では、総上がりと言って、部下たちもろとも一緒に辞めてしまうという、いやがらせめいたことも、私は2度経験しています。そのため、しっかりとどんな会社にしたいのか、そしてそのためにどういう人を採用したいのか、その為に待遇や給与面、教育などをどう整備していけば、入社したいと思えるのかなどなど、細かい設計していくことが大事だと思います。ただ、最後は社長の人柄や志などの魅力、それに対する思いだと思います。そこだけは、社長自らが深く考えればいいことなので、できることです。

まずは私もそこから、もう一度始めていきたいと思います。


「まず社長が作りたい料理を決める!具材はそれから」


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