しくじり社長の旅館奮闘記 Vol.18
倒産寸前を何度も繰り返し、しくじりだらけの人生を少しでも教訓として役立てられたらと思いまして、私が学んだことを配信していきます。皆様のお役に立てたら幸いです！
【正解を求めるな！】
私は経営に失敗してきた人間です。倒産の危機は数多くありました。
そんなしくじりから、私は失敗したくない、正解は何なのか、ばかり考えてきました。ところが、正解を探して何かのセミナーを受けたり、何か始めてはうまくいかず、次にまた何かをやり始めては次、やり始めては次ということを繰り返してきました。結局何も成就しない自分に気づき、成功者とは、成功するまでやった人だということを教わるに至りました。
旅館甲子園をやるまで、私は誰かに助けを求めてばかりいて、正解探しに明け暮れていたように思います。しかし、旅館甲子園の経験で、このメンバーで、この状況でどうにかするしかない、その為に真剣に考えるということをしていくんだということを学びました。
その時に、正解は探すものではなく、正解は作るものなんだと理解しました。
最近、弊社のマネージャーで部下の問題で壁にぶつかりながらも、自分で答えを出して取り組んでいた者がおりました。その姿を見て、これが本当の意味で正解なんだと思いました。
これまでなら、「社長どうすればいいですか？」と聞いてきて、私が「こうしなさい」と答えを出していました。そうすると、本人は考えることよりも聞くことが解決策となりますし、仮にうまく行かなくとも、自分の責任ではなく、社長が言ったからと責任転嫁を学んでしまいます。
自分で答えを出し、そこから正解にしていく作業が本当の学びでもあります。苦労もありますが、うまく行った時はかなり達成感があります。そして何より、人から聞いた答えはすぐに忘れてしまいますが、自分で出した答えなので、一生記憶に残るでしょう。それが力をつけるということなのだと思うようになりました。
「正解は作るもの」
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