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しくじり社長の旅館奮闘記 Vol.4

倒産寸前を何度も繰り返し、しくじりだらけの人生を少しでも教訓として役立てられたらと思いまして、私が学んだことを配信していきます。
皆様のお役に立てたら幸いです!


【違いを認めるとは?】

Vol.3 で人がその気になるために、①違いを認めること、②出番を作ることをを教えていただきましたが、私は自分で違いは認めているよと思っていました。AさんとBさんは違うし、BさんとCさんも違う。そんなのは分かっているよと思っていました。だから、弊社ではその違いを活かすために、その人の得意なことを使って仕事を任せたり、新しい部署を作ったりして、皆が生き生きできる職場を作っていたつもりでした・・・。

話は変わりますが、弊社には2人の障がいを持った姉妹が以前勤めていました。その2人に
「仕事で分からないことがあったら、何でも相談するんだよ。」
と私は良く言っていました。

ある時、その2人が仕事の仕方が分からず困っており、結局そのままにしてしまってミスにつながってしまった時がありました。その時私は
「何で相談してくれなかったんだ。今度困ったことがあったら相談するだよ。」
と言って、そのまましばらく経ちました。

今度はその2人は、所属しているお掃除の部署の上司に、仕事の仕方が変わったのに確認せず、従来のやり方を継続していたことを注意されました。それでも直さずにいて、私は上司からどうしたらいいか相談を受け、私が間に入ることにしました。

その時に私が聞いた質問がこれです。
「どうして相談しなかったんだ。」
すると、
「相談するのが怖いのです。」
と答えました。
私はその時、ハッと思いました。相談したくないのではない、相談するのが怖いんだ。また、そういう威圧感を私も出してきたのでは?と。

違いを認めていると私は思っていましたが、本当の違いを認めるということは、「私と違う」ということだと思いました。
私は、AさんとBさんの違いは認めても、私と同じ考えだろうとか、私ができるんだからあなたもできるだろうと思っていました。実は、人は皆、「私と違う」のです。相手の立場に立って、ものを見ていないことが多いのです。相手は個人差もありますし、こんなことでこう思うんだと思うことも多々あります。その立場やその人の特性を「私と違う」という基準で見てあげないと、自分目線で一方的に対応してしまいます。それだと、うまくいかないのです。

私は、違いを認めるということが、「私と違う」ということを認めているのかと、その時から考えるようにしました。まだまだ、自分目線で見てしまうことが多いですが、相手との違いを認めていける上司でありたいと思います。


「違いは違いであって、間違いではない」


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