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わたしの物語①~自分のことがわからない~

社会人になって、仕事を辞めるまでのことを残していこうと思います。
「どうして辞めたの?」と聞かれることも多く。ただ、わたしの言語力じゃ一言じゃ表現しきれない!(笑)
メンター的な方からも「辞めるまでのことを残しておきなさい。」と何度も言われるため…。(笑)長くなりますが、書き残しておこうと思います。

わたし自身、人の経験してきたことを聞くのが好きだから。
わたしの経験も誰かの気づきにつながるとうれしい。

「認められたい」という想いから自分を見失う


大学では教職課程をとり、無事卒業。教員採用試験も合格し、晴れて教員生活がスタートします。

教員独特の世界だと思うのだけど、ほとんどの人が大学を卒業したらすぐ『先生』と呼ばれる立場に。わたしも例外ではなく、まだまだ大学生気分なのに、『先生』と呼ばれることに、不安と気負いと。そして何より「頑張らないと!!!!」「自分はまだまだだから!!!」という思いで、とにかく走り続けました。

平日は、見通しのない作業や授業の準備で、日付をまたぐのは当たり前。(わたしは家庭科の教員だったのですが、大抵の学校では、各学校に家庭科を担当する教員は一人。初めてのことなのに、聞く人が誰もいない、という状況。)
土日は部活で、ほぼほぼ休みなし。
休みがあっても、心配性のわたしは「うまく授業できるかな。」と、常に仕事のことを考え、不安で震える毎日。

今でこそ、「働き方改革」と言われているけど、当時は経験年数が少ない分、仕事量でカバーしなきゃ!と、とにかく必死でした。

毎日疲れていて、とにかく眠かったけど(笑)それでも生徒たちとの関わりは楽しかった!


わたしができないと、ちゃんとしないと。それは生徒たちの姿にあらわれる。生徒たちに迷惑がかかるのはもちろんだけど、

”認められたい”
(=できない自分には価値がない。)

その気持ちが本当に強かった。価値のない自分にはなりたくないと思っていたし、自分の学級の生徒を、価値のない人間の生徒にさせたくなかった。

だからこそ、想定外のことが起こるのが怖くて仕方がなかった。
一生懸命枠に当てはまるようにしていたなって。当時のことを思うと傷つけてしまった子もいると思います。本当にごめんなさい。
とにかく必死でした。生徒の前でもたくさん泣きました。

いつの間にか自分を責めるのが超得意な人間に。

うまくいかないのは自分のせい。
わたしの学級だけうまくいっていないように感じるのは自分のせい。
あの子が悲しい思いをしてしまっているのは自分のせい。

毎日自分を責めて、反省会。
その反面、『認められたい!』っていう気持ちもあって、悩んでいることは誰にも話せなかったし、そんな自分を認めたくなかった。

努力すれば何とかなる。大丈夫、わたしはまだまだやれる。
できないってことは、まだ頑張りが足りない証拠。

そんな言葉をかけ続け、認められたくて、誰にも嫌われたくなくて、いつも必死で、周りに合わせて。
気付いたら、自分のことがわからなくなっていて。今思うと、体にもたくさん不調がでていました。

・生徒の前で自分の気持ちを話そうと思っても、言葉が出てこない。
(自分の気持ちがわからないから。)
・授業をすると、のどが詰まったように苦しくなる。
・涙が突然出てくる。
・生理痛がひどくて立っていられなくなる。
・常に頭がいたい。

うん、異常。(笑)今は心身共に健康だからわかる。ちょっと頭が痛かったら、すぐ休むしね。すぐお昼寝するし。当時は異常が通常だから気づけなかった。かなりやばい。

それでも走り続けるわたしは、車の運転中、大きな交通事故を起こしてしまったり、(九死に一生を得るとはこのこと。)学校のトラブルに巻き込まれてしまったりで、ついに学校に行けなくなります。

ここで人生初めての『精神科』にも行きます。【適応障害】という診断ももらいました。ここまで続くと、「いい加減気づけ!!」というサインだと、今でこそ思いますが、「自分が弱いからだ。」「できない自分って生きてる意味あるのかな。」って。いつも思っていました。


まさに、人生苦行。


休んでいる間、心配してくれる人はみんな言うんです。
「好きなことやってゆっくりしてね。」

当時のわたしは、
「わたしの好きなことって何だったけ?」

ほんとにピンとこなくって。やっとここで私ちょっとやばいかも。と気づきます。(笑)
ここから、わたしの自分探しのスタート。
認められたいと頑張っていたのに、何のために頑張っていたのか、誰に認められたら正解なのか、迷走に迷走を重ねた4年間?5年間??

この経験から学んだことは、

自分に目を向けること。
自分で自分を認められないと、いつまでも自分に○を付けてあげられないこと。

今でこそ、前向き人間ですが、もともとは、超根暗もやもや出身です♡(笑)
ここがわたしの自分探しのスタート。

ここからわたしの人生は変わっていきます♡


とっても長かった&暗かったけど、ここまで読んでくれた方(いるのか?笑)ありがとう。大好きです♡

次はもっと明るくなるはず。(笑)
ではまた♡


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