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フランコフォニーに最初に教える日本語

日本語を学び始めたばかりのフランコフォニー(フランス語を話す人たち)
に、まず最初に覚えてもらっていた言葉。

それは「はい」(Yes)でした。
簡単で覚えやすいし、よく使います。

ひらがなや漢字の読み方を説明するのですが、その際はアルファベットでルビを付けていました。
この「はい」にルビをつけると 'hai'となります。

フランス語は 'h'を発音しないため、そのまま読んでもらうとai「あい」のようになってしまいます。
そうならないために、日本語は h も発音する必要があると説明を付け加えます。

例えば、
「Hの音を少し強めに発音してください。」
Essayez de prononcer un peu plus fort le son 'H'.
といった説明をすると、h の空気感がわかるように「はい」「ハイ」と発話してくれるのです。
(フランコフォンが発話する、この「はい」が胸キュンなのです。)

そして、クラスの中で何かを説明した後や、理解度を確認するときに、
「大丈夫ですか?わかりましたか?」の意味を込めて
Ça va? とか D'accord? と問いかけます。

すると多くの場合、うっかり
Oui!
と返事が返ってきます。
待ち構えつつ、さっき習いましたよね?の意を込めて
「'はい' を日本語で何というんでしたっけ?」
Comment dit-on 'oui' en japonais ?
と聞くと、
「はい!」「ハイ!」
と慌てて返ってきます。

「はい」の次は、「いいえ」とか「少し」とか、やはり簡単でよく使う言葉を覚えてもらっていました。



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