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うんとかすんとか

中学生の頃だったか、ひょんなことから
先生と言い合いになったことがある。


(生意気なやつですね、、)


残念ながら内容は覚えていないが
自分なりの正義があったのだろう。

平行線になったから
だんまりを決め込んでいると


「うんとかすんとか言ったらどうですか?」

と言われたので


「すん!」


と言ったら、もうそれ以上は
何も言われなかった。


ぼくは
「話し合いを続けても意味がないから黙っているのです」ということを「すん」で示したのだと思う。

(生意気なやつですね、、)

大変短く便利な言葉である。

相手が求めている反応で、かつ自分が言いたいことを簡潔に伝えるための、当時のぼくにとってはこれ以上ない言葉だったのだろう。

「すん」という言葉自体に意味はない。しかし、意味がない言葉を発する事が、結果的にぼくの考えを先生に伝えることになったのである。


それからぼくは「すん」のような、そもそも意味をもたない言葉に興味をもつようになった。


うんともすんとも

なんでもかんでも

むちゃくちゃな

思い返せばたくさんある。


この意味をもたない言葉にぼくが興味をもった理由を、なんとか言語化したかったのだけれど


ちょっとやそっとじゃ
できそうにないので
またの機会にとっておくことにする。




コメント欄に、そのヒントになるのかなー?
わからないけど。載せておきます。
よろしければ。



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