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オンラインプログラミングスクール選びの17のポイント

手に職をつけようと、オンラインで学べるプログラミングスクールを活用してエンジニアを目指す人が増えてきました。この記事では、オンラインプログラミングスクールの選び方を解説していきます。

オンラインプログラミングスクールのおすすめの選び方

オンラインプログラミングスクールを選ぶポイントを紹介します。

目的で選ぶ

プログラミングスクールは、自分の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

通ってかなえたいことはなにか

プログラミングスクールに通う理由はなにか、通ってかなえたいことはなにかを明確にしておきましょう。

学びたいプログラム言語がカリキュラムにあるか

初心者向けのスクールでは言語を限定して教えているカリキュラムがあります。あらかじめ学びたいプログラミング言語が決まっている場合は、カリキュラムにその言語が含まれているのかを確認しておきましょう。

到達したいレベルはどのあたりか

どのレベルまで到達したいかで、選ぶプログラミングスクールは変わってきます。カリキュラムの内容をしっかりとチェックしておきましょう。カリキュラムを見ただけでは分からない場合は、無料カウンセリングを利用して、悩みを解消していくことをおすすめします。

予算で選ぶ

受講料をチェックして、自分の予算にあったプログラミングスクールを選びましょう。

無料か有料か

プログラミングスクールのほとんどが有料ですが、若干ではあるものの無料のプログラミングスクールが存在します。就職・転職を希望していないのであれば、無料のプログラミングスクールを利用するのはやめましょう。

通える予算内か

プログラミングスクールの費用は高額です。入る前には月額費用を確認して、無理なく支払い続けられるプログラミングスクールを選びましょう。

入学金などの初期費用がかかるか

プログラミングスクールに入るときには、初期費用がどのくらいかかるのか確認しておきましょう。分割払いができるプログラミングスクールもありますが、高額になる場合もあります。

違約金や解約金があるか

プログラミングスクールのなかには、解約金や違約金が設けられている場合があります。始める前から途中でやめることを考える人はいないとは思いますが、やむを得ない理由があってやめないといけない可能性も否めません。万が一のことも考えて確認しておきましょう。

受講レベルで選ぶ

通おうかどうか検討しているプログラミングスクールが、どのレベルの講義をしているかを確認しましょう。自分のレベルに合ったカリキュラムを用意しているプログラミングスクールがあれば、続けやすいはずです。

初心者向けか経験者向けか

プログラミングスクールごとに受講レベルは異なっていて、初心者向けか経験者向けか見極める必要があります。

講師の質はどうか

通おうとしているプログラミングスクールには、どんな講師が在籍しているかを確認しましょう。現役エンジニアが在籍して講師を担当してくれるのであれば、現場の感覚などリアルな体験も提供してくれます。一方で、オンラインプログラミングスクールの場合は卒業生や現役エンジニアではない人が講師を担当することがあるようです。

就職(転職)支援で選ぶ

就職や転職が目的でプログラミングスクールに通う場合は、手厚い就職・転職サポートがされているかチェックしましょう。

求人サポートがあるか

特に、無料のプログラミングスクールでは、基本的に求人サポートがついています。プログラミングスクールを経由せずに就職してしまうと、違約金が発生する場合もあるので最初に確認しておきましょう。

ポートフォリオ制作のサポートがあるか

エンジニアとして就職するときには、ポートフォリオが必要な場合があります。もしプログラミングスクールでポートフォリオ制作をサポートしてもらえたら、就職率が上がる可能性があります。

受講形式で選ぶ

プログラミングスクールに通い続けるためには、自分と相性がよい受講形式であることが大事です。

レッスンはマンツーマンかグループか

マンツーマンレッスンは、特に初心者におすすめです。わからないところがあれば随時質問できるので、挫折しにくい学習方法といえます。一方で、グループレッスンは、同じ志を持つ仲間と一緒に楽しく、ときには切磋琢磨して学べるのでモチベーションにつながりやすいです。

受講のタイミングは自由が利くか

プログラミングスクールに通うにしても、仕事や都合がつかない場合があって受講できないときもあるでしょう。ある程度受講のタイミングの融通が利くと受けやすいです。

リアルタイムで質問対応してくれるか

何か質問したいことがあったときに、すぐに返信をしてくれるプログラミングスクールを選びましょう。これは大きなアドバンテージとなり、短期間で集中して効率よく学習したい人にはおすすめです。

メンタリングがあるか

進路についてやモチベーションの問題など、プログラミング以外のメンタル面のサポートがあると、より効率よく学べるでしょう。

交流コミュニティがあるか

オンラインのプログラミングスクールであっても、受講生同士のコミュニティがあれば情報交換ができます。また、プログラミング以外の話題や雑談もできて、よい息抜きの場にもなるでしょう。

オリジナルカリキュラムを用意してくれるか

プログラミングスクールのなかには、受講生ごとにオリジナルカリキュラムを用意してくれるところがあります。たえば、平日は仕事で土日にまとまった時間が作れる人は、その旨を伝えておけばカリキュラムを調整してくれます。

スクール選びのコツ

プログラミングスクール選びで失敗しないためのコツを紹介します。

厳しい現実もハッキリ説明してくれるスクールを選ぶ

はじめから年収1,000万円のエンジニアを目指すのは、かなり難しいといえます。厳しい現実をハッキリ説明してくれるプログラミングスクールは誠実だといえるでしょう。

転職保証や返金保証に頼っていないスクールを選ぶ

せっかく高い費用を払い、時間もかけて通うのであれば、保証をあてにせずに本気になって学べるスクールを選ぶべきです。

受講前に無料カウンセリングを利用する

多くのプログラミングスクールでは、無料カウンセリングを実施しています。コースやカリキュラムの内容、プログラミングスクールの特徴などについて相談できるので、自分の将来プランについての相談や現場における不安や悩みなどを事前に伝えておきましょう。

プログラミング学習がおすすめの理由

プログラミング学習がおすすめな理由を紹介します。

DX化へ取り組む企業が増えている

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業がITの進化に伴って組織やビジネスモデルの変革を行い、社会そのものを抜本的に変えていくことの総称です。DX化推進のためにはプログラミング技術があるエンジニアが必要で、今後は企業全体で取り組んでいくべき課題といえます。

IT業界でエンジニアがつねに不足している

現状においてもエンジニアはつねに不足しています。業界の人材不足により日本の産業競争力が落ち込むことを防ぐためには、プログラミングを学習し最新の技術に対応できる人材を育成していかなければなりません。

プログラマーとしての活躍の幅を広げやすい

プログラミング技術を習得することで、職種の選択肢が広がります。一口にプログラマー・エンジニアといっても仕事内容はさまざまです。例えばWebプログラマーやサーバーエンジニアなど。プログラミングのスキルはほかの業種をするにしても付加価値がつけられます。

第二新卒として受け入れてくれる企業も多い

現状においてエンジニアはつねに不足しており、未経験者や第二新卒を受け入れてくれる企業が増えています。プログラミング技術を習得さえすれば学歴や過去の職歴など不問なので、努力次第で即戦力の人材になることも可能です。

時間や場所に縛られない自由な働き方ができる

ノートパソコンとインターネット環境(wi-fiなど)が整っていれば、プログラマーやエンジニアの仕事は時間や場所に縛られずに自由に働けます。

年収アップが実現できる

プログラミングスキルという専門技術を習得しているエンジニアは、一般的な職業より年収が高いといわれています。本業のほかに副業として挑戦するのもよいでしょう。

プログラミング学習で子ども達も学んでいる

2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されました。子どもとのコミュニケーションの一環として、専門レベルまでとはいかないものの、プログラミングの基礎だけでも理解しておくと子どもに教えることもできます。

おすすめしないプログラミングスクールの特徴

プログラミングスクールに通ったけど何も得られずお金を無駄にしたとならないようにするために、以下ではおすすめしないプログラミングスクールの特徴を紹介します。

正当な理由なく、無料をうたっている

プログラミングスクールのなかには無料で講義が受けられることをうたっているところがあります。話だけ聞けば夢のようにも思えますが、うまい話には必ず裏があります。正当な理由なく無料で講義が受けられることをうたっているスクールはおすすめできません。

授業料が高額すぎる

ホームページを確認するとコースの料金が記載されていますが、そのほとんどが最低料金です。オプション等を追加するとさらに高額になる可能性があります。

授業料などが一切記載されていない

ほとんどのプログラミングスクールは、ホームページやパンフレットに入会金や授業料などが記載されていますが、一切記載されていない場合があります。安心して最後まで受講を進めるためにも、ホームページやパンフレットに授業料などの料金記載があるプログラミングスクールを選びましょう。

口コミの評判が悪い

口コミを参考にしてプログラミングスクールを選ぶ人もいると思いますが、あくまで口コミなので鵜呑みにはできません。なかにはプログラミングスクールに通った受講生の声が書かれている可能性があるので、これをインターネット上のただの口コミと侮らないほうがよいでしょう。

教育訓練給付制度を活用して安く受講する方法

教育訓練給付制度をご存知でしょうか。給付金認定を受けたプログラミングスクールの講座を受けた場合、受講料の最大70%が給付される制度です。この制度について解説します。

教育訓練給付制度とは?

教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的としています。厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給される制度です。

教育訓練給付制度の種類

教育訓練給付制度には、一般教育訓練給付金・特定一般教育訓練給付金・専門実践教育訓練給付金と、3つの種類があります。それぞれ対象者と条件、支給金額、支給システムが異なるため、条件にあてはまる人は確認しておきましょう。

教育訓練給付制度が活用できるスクール

教育訓練給付制度が活用できるプログラミングスクールは、厚生労働大臣が認めたスクールのみが対象です。

おすすめオンラインプログラミングスクール

おすすめのオンラインプログラミングスクールを紹介します。

DMM WEB CAMP

最短12週間でITエンジニアを目指せるプログラミングスクールです。未経験から即戦力を目指せる実践的な独自カリキュラムを採用しており、転職活動を有利に進められます。

RUNTEQ

Web系開発のノウハウを詰め込んだエンジニア発のオンラインプログラミングスクールです。創業以来、転職成功者の98%がWeb系開発企業に内定しているので、エンジニア転職を目指している人におすすめできます。

侍エンジニア塾

最短1か月で未経験からITエンジニアになれる実践的スキルを学べる、日本初のマンツーマン専門のプログラミングスクールです。一人ひとりの理想に合わせた専用のカリキュラムを現役エンジニアから学べます。

GEEK JOB

業界未経験から最短1か月でエンジニアを目指せる、転職特化型のプログラミングスクールです。転職成功を第一に考えたスケジュールを提案してくれるので、各々のライフスタイルに合った学習スケジュールに調整できます。

TECH CAMP

転職をゴールにした実践的カリキュラムを用意しているプログラミングスクールです。未経験からエンジニア転職に成功した人数は4,400人以上という確かな実績があります。

まとめ

  • プログラミングスクールを選ぶときは、「目的」「予算」「受講レベル」「就職(転職)支援」「受講形式」の5つの基準を参考にする。そのなかで自分に合ったプログラミングスクールを選ぶ。

  • プログラミングスクール選びで失敗してしまうと、時間やお金が無駄になってしまう。安さや返金保証があるスクールではなく、厳しい現実をきちんと伝えてくれるようなプログラミングスクールのほうが安心できる。

  • 現代はITエンジニアが常に不足している状況。第二新卒として受け入れてくれる企業も多く、時間や場所に縛られない働き方ができるなどプログラミングを学ぶメリットは大きい。

  • 授業料が高額すぎたり記載されていないプログラミングスクールは、よほどの理由がない限りおすすめできない。

  • 教育訓練給付制度が活用できるプログラミングスクールでは、条件を満たすことで支払った受講料の最大70%(上限56万円)が給付金として支給されるのでうまく活用するのがおすすめ。

オンラインプログラミングスクールを選ぶポイントの情報は、以下の記事で詳しく解説しています。

オンラインプログラミングスクールを選ぶ17のポイント 

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