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【山の日本語学校物語】 2ndシーズンスタートします!

昨年5月から「山の日本語学校物語」という連載をしてきました。この「山の日本語学校」は、PBL(Project-Based Learning:プロジェクト型学習)を主軸としたカリキュラムで運営をしていた学校です。

これまで、開校から1stプロジェクトまでを描いてきました。その後、2ndプロジェクトをどんな切り口で書いていくのか、いろいろと構想を練っているうちに、ずいぶんと間が空いてしまいました。が、再開することにしました。

2ndシーズンでは、2017年10月に入学した第1期生の2期目のプロジェクト(2018年1月〜3月)を取り上げます。

「山の日本語学校」開校後、初めての試みであった1期目は、ただやみくもに突き進んできました。そのプロセスで大きな学びもあったのですが、様々な課題も浮かび上がってきました。2期目のプロジェクトは、それらの課題をもとに、全く新しい切り口でプロジェクト再構築しています。

そこで、2ndシーズンでは、どのようにプロジェクトを企画していったのか、その検討プロセスから書いてみたいと思います。

これまでの「山の日本語学校物語」では、PBLを言語教育という文脈で、しかも初学者を対象にどのように行ったのかを伝えることを念頭に置いて書いてきました。

PBLを経験したことがない人でも、プロジェクト型学習の様子が追体験できるように、当時の授業記録を紐解きながら説明してきました。私が経験した戸惑いや困難も包み隠さず、そのまま記述するようにしました。これまで、お読みいただいた方には、その雰囲気がお伝えできたのではないかと(そうであったらいいなあ)と思っています。

一方で、プロセスを正確に伝えることを優先したため、多少、冗長な部分もあったかと思います。そこで、2ndシーズンではもう少しポイントを絞って書いていきたいと思います。

今後は、まず以下のテーマを扱い、2ndプロジェクトをどのようにデザインしたのかを説明します。

  • 1stプロジェクトからの課題

  • 2ndプロジェクトのコンセプトの検討

  • 2ndプロジェクトの目標設定

  • 2ndプロジェクトのフレームワーク

その後、2ndプロジェクトで行った活動を中心に、その様子を書きたいと思います。

2ndシーズンの先にあるもの

ちょっと、先回り的な話になりますが、なぜ、言語教育でPBLを行うのかを、この2ndシーズンの連載を始めるにあたり、ずっと考えていました。その暫定的な答えを下記のnoteにまとめています。

この中に出てくるエピソードは、2ndプロジェクトが終わってしばらくたったときのものです。この記事で紹介したような学生の変化がどのようにして起こったのか。これも、この2ndシーズンを書きながら探究してみたいと思います。

購読について

「山の日本語学校物語」マガジンには、すでに27本の記事が収録されていますが、今後の記事も、このマガジンに追加していきますので、すでに購入いただいた方は、そのままお読みいただけます。

PBLに興味を持つ多くの方に購読していただきたいと思っています。

お詫び

様子を見て行おうと思っていた「深堀オンラインイベント」は実施のタイミングを逸してしまい、結局できないままになっています。こちらもなんらかの形で開催しようと思っています。期待をしてくださったみなさま、本当にすみません!

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ということで、これから始まる「山の日本語学校物語」2ndシーズンも、お楽しみいただけるとうれしいです。週1回の配信を目指して、連載していこうと思います。ぜひぜひお付き合いください。

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