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【44】『子育て&自分の夢&家族の母親役』

29才で長男を出産し、もともと美容師だった私は自宅の一角を改装して37才の時に美容室を作った。
当時息子は小学2年生。
息子のことを気にしながらも、私自身の中に美容で何かを作り上げたいという思いが小さいながらもあって、美容室を開業しました。

今思うと、美容室を経営しながらの子育ては、ついつい息子に集中しがちな私の気持ちをいい意味で分散させてくれるきっかけになり、自分のメンタルバランスを保つために役立っていたように感じます。

美容室の画像
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美容室での施術の機会に、お客様からの相談事を聞く場面もよくありました。特に、子育てや夫婦間のご相談が多く、施術しながらの間ではありますが、お話を伺ってちょっとしたアドバイスをするような機会もありました。
ひとりの『妻』そして『母親』としての私なりのアドバイスが、果たしてよかったのかどうかは判りません。今にして振り返るとお節介な部分が多々あったのではなかろうかと思います。反省点が浮かぶ。今ならまた違うことが伝えられたかも…と思うこともあります。


私には息子以外にも二人の娘がいます。当然、息子だけを育てていたわけではないので、長女次女もかけがいのない大切な子供達。当時もその想いもしっかり持って子育てに向き合って行動していたと思う。
だから当時はとても忙しく過ごしていました。そんな中でも、子供たちの年の差が少しずつ開いていたこともあって、私なりに少しだけ気持ちのゆとりがもてていたこともあったのか、しっかりと子育て期間を楽しく過ごせていたことも実感としてありました。

3人並ぶ子供の画像
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でも、3人の子供を育てている途中、主人が単身赴任になったので、必然的に一人で子育てに向き合う場面が増えて、ついついひとりで悩みを抱えることも多くなって大変さはありました。そんなときに、当時息子が通っていた習い事の教室の先生から「お父さんが傍にいないからって、決してあなたがお父さん役をしないでね。あなた自身はお母さんでいいのよ!」、と声をかけてもらったことがありました。
その言葉に私は救われたのを覚えています。

空にハートが浮かんでいる画像
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先生がわたしにくれた言葉がなかったら、何とかして父親役もこなさなくては…と無意識に考えて更に忙しく、心に余裕がなく一生懸命過ごしてしまっていたかもしれませんでした。この言葉があったおかげで、より一層密度の濃い家族の心のつながりを作っていけたのかなと感じています。
『できなくていい!』これが大事。
できる人に手伝ってもらう。

重なる手とハートの画像
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私は自分自身の経験から、多種多様な人の考え方を感じることもできていたのだと思います。この経験も私が『心理学』に興味ももつきっかけの一つになっていると思います。

子育てからの月日が流れ、2017年にNLPという実践心理学に出会いました。それをきっかけに、TA交流分析やインナーチャイルドも学びました。2019年には国内審査を経て、アメリカでNLPトレーナーの資格を取得したあとも、さらにNLPコーチングを学び、今は孫たちの育児サポートを通して日々学びを深めながら、クライアントさんとも向き合う生活です。いろいろある中で、毎日の悩みは未来に向けて生きるという証の一つだと私は考えます。そして、私自身の過去の経験から悩みの解決や未来を創るキーポイントは、その人自身が持っていると改めて感じています。なので、私自身はカウンセラーとしてそこに寄り添い、答えを引き出すお手伝いができるコーチでありたいと強く思う。

カウンセリングの画像
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心理学に触れられた経験を通して、当時のあの時、今の私ならどんな考えを届けることができるだろうと考えることもnoteを書くことで思いが巡る機会も増えました。
そして、美容室を開業したこともご縁のきっかけで、同じように自閉症の子育てを頑張っていらっしゃるお母さんとの思い出について、今の私だったらどんな視点でお話を聞けただろうかということも考えてみたいなとも思います。今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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