とびらえほん。

「おかあさんなんか　だいきらい！」
そういって　いえを　とびだした　おんなのこは、
もりで　ひとり　ないて　いました。
そこに　とおりかかった　おばあさんが　おんなのこに　こえを　かけます。

「どうしたんだい？せっかくの　かわいいかおが　だいなしだよ」
おんなのこは、なみだを　ふいて　わけを　はなしました。




「じゃあ　この　ふしぎな　たまで　みてあげよう」
そういって　かばんのなかから　きれいな　たまを　とりだすと
なにかの　おまじないを　かけました。
「さあ　これで　おかあさんが　どうしてるか　みえてくるよ」

おんなのこが　のぞいてみると
そこに　うつっていたのは…

おいしそうな　シチューです。
「あっ、わたしの　だいこうぶつ！」

おかあさんは、おんなのこが　だいすきな　シチューを　つくっているのでした。

「ほっほっほっほ。はやく　かえったほうが　いいんでないかい？」
「うん　そうする。おばあさん　ありがとう」

「いえいえ。それより　かえったら　わすれちゃ　いけないよ」

「だいじょうぶ。ごめんなさい　と　だいすき。って　ちゃんと　いうから」

「うん。いいこだ」

おばあさんに　てをふって、おんなのこは　はしって　いえに　かえりました。

おしまい

久しぶりと投稿は
コラボ企画のショートストーリー絵本です。

絵本作家のこじまさくらさんと
2人で何かやってみよう！ってことになり
さくらさんが考えたテーマに僕が文章を書いて
そこにさくらさんが絵を描くというスタイルで制作しました。

こじまさくら｜note

まだ1回目なので探り探りですが
どんどん書いて、いつか「イソップ童話」みたいな短編集として絵本になればいいなぁ〜
とも思っております。

もっともっと絵本を作っていきたいので
いろんなことを試していこう〜！

もっと記事も書かなきゃだな（汗）