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駆け出しWEBライターがTwitterの勧誘DMに返事をしてみた

SNSでどんどん集まってくる勧誘DM。不安に感じたことはありませんか?
私はWEBライターを始めるにあたって、クラウドワークスに登録し、Twitterのアカウントを作りました。
情報収集やWEBでお仕事をされている方々はどんな風にしているかを知りたいと思ったわけです。
しかし続々とやってくる勧誘DMに驚かされる毎日!
「無視すればいいよ」とアドバイスをしている人もいますが、私は基本的にお返事をすることにしています。
何を見て話しかけてくるのか、返事をするとどうなるのか、体験談をご紹介します。


Twitterアカウントを開設したら驚いた!

私はWEBライターを始める前からTwitterは趣味のアカウントとハンドメイド作家のアカウントの2つを持っていました。ひとつは10年以上、もうひとつも7~8年くらい持っているアカウントです。
Twitter初心者ではない私が、WEBライター用のアカウントを開設して驚いたことは4つあります。

  • リプ欄での呼びかけ方が独特

  • 何も呟いていなくてもフォロワーがガンガン増える

  • 解放しているDMに知らない人から続々と連絡が来る

  • タグを積極的に使っている

長年Twitterの住人をしていますが、初めて出会う使い方でした。

<リプ欄での呼びかけ方が独特>
皆さん積極的に意見を交わしている雰囲気でしたが、リプを送るときは必ず相手の名前を呼び掛けていました。
私が見た感じ、8割以上はそんな感じです。どなたかが私に話しかけてくださる場合も「青柳さん、こんにちは」とか「青柳えみさん、それは大変でしたね」といった感じです。
他の2つのアカウントにはない傾向だったので「これがWebで仕事をする界隈の流儀なのかなぁ」と思いました。

<何も呟いていなくてもフォロワーがガンガン増える>
アカウントを作ってほんの1時間もしないうちにフォロワーが10を超え、そのあともじわじわ増え続けるというのは初めての経験でした。
新しいアカウントをスタートさせるときは、私がTLに出てきたら楽しいなと思う人を先にフォローします。それから気が合えれば相互になるし、呟いた内容で誰かが気に入ってくれればフォローしてくれます。
それが「WEBライター始めました!」くらいしか呟いていないのにどんどん増えるのはさすがに少し怖かったです(笑)
フォローしてくれた人のプロフィールを拝見するとコンサル系や情報商材を発信している方といった、既にWEBマーケティングの世界で成果を出されている方が多い印象でした。

<解放しているDMに知らない人から続々と連絡が来る>
自分で商品を持っている人は、営業目的でTwitterを見て回っているらしい、ということにも気付きました。自分が作っている商材ではなくてもスクールのインセンティブや、チームでスクールを運営している場合などは初心者に自社の商品を知ってほしいと思って連絡をしてくるようです。
ビジネスのためにTwitterを活用しようと思ったことがなかったので、慣れるまでは驚きの連続でした。

<タグを積極的に使っている>
#WEBライターとつながりたい
#ブログ初心者とつながりたい
といった、ハッシュタグを積極的に使っているな、という印象でした。
仕事や情報収集が目的のアカウントだろうと想像が付きます。
WEBライターの勉強を続けるうちにTwitterでも収益が見込める使い方があることを知ったので、戦略的に運用している人がいることも学びました。

趣味アカウントはほとんど独り言のように、趣味のことについて呟いています。それに仲のいいフォロワーさんが通りすがりに「それなw」とリプをくれたり、そこからしばらくお話したりはします。
ハンドメイドアカウントは作品の作業工程や考えていること、完成品を写真付きでアップしていますが、どちらかというと独り言に近いと思います。
DMが来るなんて余程のことなので、正直DMが来てドキドキしました。


勧誘する人はプロフを見てる?

勧誘も仕事の内です。WEBで仕事をするときはフリーランスを目指して活動している人も多くいます。そして新しくそれを目標に参入してくる人もたくさんいるはずです。
プロフィールに「駆け出し」や「初心者」「勉強したい」などと書いてあると、たくさんのお誘いをいただく傾向にあります。
実際に「初心者っぽさ」をプロフィールから消すと、声を掛けられる回数は激減しました。
それ以外にもTwitterの検索機能から「スクール」や「初心者」といったワードで検索しているのかな?と思う節もあります。
彼らは営業のノウハウをきちんと持っているようなので、少しの呟きでもビジネスチャンスとして声をかけてきてくれるようです。


勧誘DMに返事をしてみた

急に知らない人からDMが来たら、家のインターホンの前に知らない人が立っているときと似たような感覚になりませんか?
しかも親し気に「こんにちは。少しお話しませんか?」と呼びかけられたら、疑ったり警戒したりしてしまいますよね。詐欺も多い世の中ですから、自衛のためには必要な心構えでしょう。

私が最初に勧誘DMに返事をしたときは「こんにちは、少しお話しませんか?」という呼びかけに対して素直に「雑談」をするつもりでした。
相手のプロフィールも見た上で、お子さんのことやWEBライターの仕事について、なにか共鳴するものを感じてくれたのかな?と、思ったからです。

しかし相手は「雑談」は一切乗って来ない上に、自分の伝えたいことだけを会話の流れも関係なくねじ込んできます。私の個人的なことはバンバン聞くのに「そちらは?」と返すとなにも答えません。そして最後は「電話でお話してみませんか?」と言われます。

率直な感想は「あんた一体なんなん?気持ち悪いんだが?」でした(笑)
でも会話をするつもりの私と、勧誘が目的の先方では最初からスタートが違うので嚙み合っていなくても仕方がありません。
「そういったことは考えておりませんので、すみません」というとそれからは音沙汰もなくなりました。電話セールスの営業マンが脈なしの客に対してガチャ!と電話を切るのとよく似ていますよね。

それからも何度か「少しお話しませんか?」という形で勧誘のDMをいただきました。3通目くらいになるとパターンも分かってきますので「勧誘だな」と察しがつきます。


返事をしたらどうなった?

「返事をしないといけないのだろうか?」「返事をしたら買わされるのでは?」と心配になる人も多いかもしれません。
でも大丈夫。返事をしても、しなくても何も起こりません。
相手も営業活動の一環でやっていることです。声をかけた予想客が全て返事をしてくれるとも思っていないようです。

ショッピングセンターで見かけるウォーターサーバーの勧誘を思い出してください。ポケットティッシュという、子育て世代には何かと便利なアイテムを配っているにもかかわらず受け取ってももらえないタイミングはたくさんありますよね。
このポケットティッシュがTwitterのDMです。
「ごめんなさいね。ティッシュはいらないわ」と断ればそれでおしまい。
ティッシュを受け取ると「ウォーターサーバーってお使いですか?」と営業が始まります。
TwitterではDMに反応しなければティッシュを受け取らなかったのと同じことになります。
返事をすると相手はあなたがどうしてWEBライターを目指したのか、どんな到達地点を想像しているかといったことを色々と聞いてきますが、答えたかったら答えればいいし、言いたくなければ断りましょう。
お断りの文句を考えるのも文章の練習になりますよ。


勧誘DMからも学びは多い

時間を使ってまで、どうして私が勧誘DMに返事をするのか?理由は3つあります。

  • 相手も人間

  • ライティングの勉強の参考になる

  • 困っていることに少し答えてくれる

「変な理由だな」と思ったかもしれませんね。時間の無駄だと思う人にとっては、間違いなく無駄だと思います。
しかし私は常々「得られるものがないか、おもしろがって探す癖」を付けたいと思っているので、それを実践するにはちょうどいいわけです。

<相手も人間>
AIが売り込みをしてくるのであれば、返事もいらないと思います。彼らはプログラムなのでこちらの反応で傷つくことはありませんよね。
以前、家庭教師を頼もうとした際にその営業の方に質問されたことがあります。
「お母様は私で4社目だとおっしゃりながら、どうしてこんなに丁寧に話を聞いて、答えてくださるんですか?」
私は電話口でそう投げかけてきた若い女性の先生の言葉がすぐに理解できませんでした。
「どうして?」
「4社目ともなると説明を聞くことも、私からのヒアリングに答えることにもウンザリされている方が結構いらっしゃっるもので」
「私は4社目だけど、あなたとお話しするのは初めてだからですよ」そう言うと今度は相手が驚いていました。

勧誘DMを送ってくる人の中にも「慣れないことをしているんだろうな」と感じる相手もいます。文字だけのやりとりでも、なんとなく感じ取れる部分がありますよね。
自分中心に話を進める人もいますし、やたら手馴れている百戦錬磨の営業マンといった雰囲気の人もいます。
相手はみんな人間なので、相手の方の対応に合わせて丁重にお断りをしています。

<ライティングの勉強の参考になる>
勧誘DMを打ってくる人というのは、ある程度ライティングやWEB界隈のビジネスで生活をしている人です。

  • この人はどんな文章を書くんだろう

  • どんなところに目を付けて私に声をかけたのだろう

  • 私の話を聞いて、どこを突いてくるだろう

  • 私の切り返しに、どう答えてくれるだろう

そんなことを考えながらやり取りをします。
営業トークでも魅力的な文章を書く人はいます。言葉のチョイスがよかったり、畳みかけ方が論理的だったりと勉強になる点はいくつもあります。たくさん勉強をされて、考え方や方法を学んだのだろうなと思える方が多い印象です。
いくつかDMを受けたり、クラウドワークスでも「初心者へのWEB講座のモニターをしてほしい」という案件をいくつかこなしたりしているとパターンが見えてきます。
おもしろがっていると、思わぬところで新しいことを学ぶ機会が掴めますよ。

<困っていることに少し答えてくれる>
無理やり自分のペースで営業をかけてくる人はさっさと話を切り上げるのがお互いのためでしょう。私はあなたからは買わないし、あなたも買わない私には用事はありません。

しかし私の話を聞いて、困っていることを受け止めながらうまく会話を進めてくれる凄腕営業マンもたくさんいます。
お互いの時間が無駄にならないように「営業目的のDMでしたら、私はご期待には沿えません。それでもよろしければ、お話をうかがいますよ」と先に断ります。凄腕営業マンはこれを聞くとどうも燃えるようです。

ある営業マンとは音声会話でお話をするところまで進みましたが、とても有意義な時間でした。
「どんな勉強をしたらいいか困っているし、どんな本がいいのかも選べなくて」と困りごとを相談すると直ぐに数冊の本を勧めてくれました。
実際に買って読んでみましたが、私にぴったりの内容で、今では愛読書になっています。
同じ高額商材を買うのであれば、こんな人から買いたいと思いますよね。
凄腕営業マンは自分のファンを作る力も兼ね備えているようです。


まとめ

  • 勧誘DMはプロフィールなどから初心者と分かる人にランダムに声をかけている

  • 返事はしても、しなくても問題ない

  • 勧誘DMを書いているのは感情を持った人間

  • 勧誘するほどの人は実力がある人が多いので、話しながら知識やスキルを勉強できる

たくさんDMが来ると驚きますし、怪しんでしまいますが、学びのチャンスとポジティブに捉えて話をしてみるのもいいかもしれません。
買うか買わないかを決めるのはあなた自身ですから、断っても大丈夫ですよ。
Twitterは有益なツールなのでこれからもどんどん活用していきましょう!


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