駆け出しWEBライターがイラストレーターにアイコンを依頼してみた
プロフィールに表示する画像に、オリジナルアイコンがほしいと思ったことはありませんか？
WEBライターを始めるにあたって、クラウドソーシングやSNSに登録しますよね。そのときにプロフィール画像の設定を勧められます。
プロのライターさんたちによれば「プロフィール画像は本人の人となりが分かるものがよく、顔写真がベスト」とオススメしている人はたくさんいます。
私は「写真はハードルが高いけどオリジナルのものが欲しい」と考えてイラストレーターさんに依頼してみました。
そこで、実際に私がイラストレーターの徳宮なっつさんにアイコン画像を依頼した体験談をご紹介します。
イラストレーターさんに依頼しようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
プロフィールアイコンはお気に入りがいい！
クラウドワークスで案件を得る方法を検索していると、プロフィール画像について触れている記事をよく目にします。
顔の見えない相手とやり取りをするので、視覚的イメージは大切な要素だと説明がありました。
中には「カメラマンを雇って商材写真を撮ってもらうのがよい」と書いている人もいるくらいです。
正直なところ
「商材写真はちょっと大げさな気がする」
「ネットに自分の写真を出す？いやいや無理でしょ」というのが私の意見。
そこで「似顔絵イラストがいいんじゃないかな」と思いつきました。
実際にSNSで拝見していても皆さん個性豊かなアイコンでタイムラインがにぎわっています。お気に入りのアイコンだったらきっと楽しくなれるはずです。
しかし自分でイラストを描くことは難しく、うまくいく気がしません。
外注するとしても相場が分からないと踏み出しにくい部分もあります。
そこで「単刀直入にお値段のことを相談してみよう！」と思い立ち、徳宮なっつさんに連絡しました。
なぜ徳宮なっつさんにお願いしたの？
実は以前から趣味のつながりでなっつさんのことは存じ上げていました。
優しいタッチと色使いでイラストを描かれるのが印象的で、しかもめちゃくちゃお上手。なにより絵柄が私の好みでした。
何度かお話をさせてもらう中で伝わるお人柄は、礼儀正しいけどノリも悪くない、親しみやすさです。
SNSでのつながりなので、投稿を拝見しながら数年。
イラストを趣味から仕事にすること。会社員からイラストのフリーランスとしてがんばること。出産育児と両立させながらがんばっておられることを陰ながら応援していました。
そしてある日「個人事業主としてスタートします！」と投稿が！
ちょうどその頃、私も仕事を辞めてフリーのライターとしてやっていこうと走り始めたところでした。
私が目指しているのも個人事業主としてのスタートです。
その目標を先に通過したなっつさんにお願いしたら、私もその背中を追って走り続けられるような気がしました。
そこでWEBライターとしてがんばるための最初の目標にしようと考え「似顔絵アイコンはおいくらでお願いできますか？」と相談してみました。
イラストレーターさんとはどう出会うの？
私の場合は既に相互フォローでしたので、あまり参考にならないと思う人もいるかもしれません。
そこでイラストレーターさんにお願いする方法をいくつか紹介します。
クラウドソーシングで依頼する
Minneなどハンドメイドサイトで依頼する
StockやIllust ACなどの無料サイトから依頼する
SNSや身近な知り合いに依頼する
私たちWEBライターもそうですが、イラストレーターさんたちもクラウドソーシングを通してお仕事を受け付けていることが多くあります。
クラウドソーシング以外ではハンドメイドサイトや無料イラストサイトで受け付けている方もいます。
その中から自分のほしいイラストのイメージに合う作家さんを探し、コンタクトを取ってみましょう。
またSNSの知人や身近な知り合いにお願いすることもあると思います。
プロのイラストレーターさんではなく、趣味で描かれている方にお願いした際もお礼を用意することは忘れないでくださいね。
無料で描いてほしいと思う場合は、まず自分で描いてみましょう。
とんでもなく大変です。
イラストアイコンの制作過程を紹介
制作過程は徳宮なっつさんの公式HP「Ｎｕｔ」でも詳しく紹介されています。
依頼の仕方やお値段についてはそちらをご確認くださいね。
ここからはひとつの体験談としてお話していこうと思います。
オファー
Webライターの案件で稼いだお金を使って注文したいと考えていたので、最初に見積もりをもらってから何か月も過ぎています。
今回は正式なオファーなので公式HPのお問い合わせ欄からお願いに上がりました。
すぐにお返事をいただき、イラスト制作の第一歩であるヒアリングが始まります。
ヒアリング
どういったイメージにするかほとんど決まっていないままのスタートでした。
私はイラストの知識がほとんどないので、アイコンの画像の大きさなどもさっぱりです。
「決まっていないし、いろいろと分からないんです」と伝えると丁寧にヒアリングをしてくださいます。
<最初のヒアリングで伝えてくださったこと>
気軽になんでも相談してね
サイズなどは任せてください！
「どんなアイコンにしたいか」「こんなのが好き」をぼんやりでいいので教えてほしい
似顔絵アイコンは写真を送ってくれる人も多い
写真を送るのはハードルが高ければ、髪型やイメージなどを教えてほしい
箇条書きにするためにフランクな言い方に書き換えていますが、やり取りはかしこまりすぎずカジュアルな丁寧さで対応してくださいます。
納品までの間に何度も言ってくださったのは「気軽になんでも相談してね」ということでした。心強いですね。
イメージの伝え方も「好きなテイストの画像や、イラストレーターさんを教えて」など具体的に示してくれます。
「そうすればいいのね！」と分かりやすいので考える幅を広げられました。
数度メールでやりとりをして
「似顔絵アイコンなので、写真を数枚送ります」
「タッチやイメージはHPのこれが好きです」とポートフォリオから選ばせてもらいました。
写真は正面、表情違い、髪型違いなどをあわせて5枚ほどお渡ししました。
そこから私がお願いしたのは3つです。
コンプレックスのほくろがあるので、そこは描かないでほしい
現在の髪形の特徴を伝えた
実物よりほんのちょっとだけかわいくしてほしい
「持たせたい小物や色など要望はありますか？」と聞いていただいたのですが「おまかせで！」とお願いしました。
ラフ
数日して3枚のラフが送られてきました！
塗り方と表情、お洋服の色がそれぞれ違うイラストでした。
ちょっとだけかわいくしてほしいといったけど、思ったよりずっとずっとかわいくてそのまま喜びを叫ぶようなメールを送ってしまいました(笑)
その時のラフがこちらです。
たくさん選択肢があると決められなくなってしまうので、3枚はとてもいい数でした。
表情が違う3枚は見やすく、選択肢としてはばっちりです。
※ 文字を入れて画質を落として表示しています。
※持ち帰りたいほど気に入った方はぜひなっつさんにオファーしてくださいね。
「全部買おうか」と思ったのですが、予算の都合もあったので選ぶ基準を考えました。
仕事用である
アイコン用である
私はWEBライターである
悩んだ結果、1番を選びました。
ラフができあがるまでの期間は10日ほどです。
私は急ぎではなかったので「なっつさんのペースで大丈夫」とお伝えしていました。
お急ぎの方は最初のヒアリングの際に相談してみてくださいね。
ラフ修正
こちらは何度かやり取りをさせてもらいましたが、つど「お気軽に言ってくださいね」と挟んでくださって頼もしかったです。
ラフ修正でお願いした内容は全体で3つです。
色がかっちりしすぎているように感じたのでその部分の調整
お洋服の色(おまかせでお願いし、その中から決定)
肌の色をラフより濃いめに調整
その他に細かいことがいろいろありましたが、おおむね「おまかせ」にしてしまうというざっくりしたお客の私。
でも「おまかせ」しても大丈夫という安心感があるお仕事をされる方です。
完成品納品
アイコン用ということでそれに適したサイズのデータ納品でした。
できあがったものはこちら！
ラフで特に気に入ったはじける笑顔のイラストもお願いしてポストカードサイズにして一緒に入れてもらいました。
※ 無断転写、無断転載、お持ち帰りはお断りします
お支払い
お支払いは数種類の方法をご提示くださいました。
私は楽天銀行をチョイス！振込手数料がかからないのが嬉しいですね。
身近な人の反応
似顔絵でお願いしたので、気になるのは身近な人の反応です。
このかわいいイラストと私が一致するかな？と気になります。
末娘「お母さん！かわいい！きれいな絵。すてき」
夫 「分かるよ。描いてもろたんやね」
長兄「エッぐ！うますぎてエグいわ。お母さん？は？」
次兄「は～？お母さん？絵がうますぎるのだけは分かる」
兄たちはこんなに上手な絵で母が描かれていることは想像もつかなかったようです。
それに対して「お兄ちゃんたちには分からないのよ。男の子だから」と娘がコメントしていておかしかったです。
ハンドメイドのお得意様にも聞いてみました。
笑顔のイラストを見て「そうそう！これがあなたって感じよ」とコメントをいただいたので、嬉しかったです。
ちなみに、私は口が大きいのと左側の髪の毛先がぴょこんと跳ねて茄子のヘタみたいになるのが常々気になっています。
その部分もチャームポイントとして魅力的にみえるようになっていて驚き！
「かゆいところにも手が届くイラストレーターでありたい」とご自身がおっしゃっている通りだなと感心しました。
イラストアイコンをオファーして何が変わった？
お金を払って依頼するわけですから、アイコンができてどんな変化があったかは気になるポイントですよね。
よかったことと悪かったことに分けてご紹介します。
よかったこと
仕事面とマインド面でいい変化が起こりました。
仕事環境というマインドができる
お気に入りを手元における
モチベーションが上がる
PV数とクラウドソーシングのオファーが増えた
娘がやたら喜んでいる
アイコンを注文するまでは著作権フリーのイラストを使っていました。
それもかわいいし、フリーで出してくださることに感謝していたのですが「借り物」という気分は変わりません。
私はアイコンが納品されたあと、Googleアカウントやチャットワーク、SNSを全て統一しました。
私の仕事場は今のところ99％自宅なので、仕事と家庭の境界があやふやになりがちです。
しかし設定してからは「私はここで仕事をしているんだ」というマインドができあがり、気合が入ります。
お気に入りなのでモチベーションも上がります。
笑顔の画像はパソコンのアイコンにしましたが、立ち上げると必ず目に入りますよね。自分の似顔絵のはずなのに毎日嬉しくなるので、お気に入りを手元に置くことはかなりおすすめです。
実用的なところだと、noteのPV数が少し伸びた気がします。フォローしてくださる方も出てきてとてもありがたい限りです。
クラウドワークスからの仕事のオファーもちらほらといただき、視覚的効果に驚いています。
そしてこのアイコンが目に入るたびに、娘が嬉しそうにしてくれます。
母としては娘が喜ぶ買い物をしたつもりはないのですが、自然とこちらも嬉しくしてもらっています。
悪かったこと
とってもいい買い物でした！だからこそ起こる新たな悩みです。
娘が「自分の分はいつ注文してくれんだ」と圧をかけてくる
次々に注文したくなっている
イラストを見るたびに嬉しそうに「かわいい」と言ってくれる娘。確かに自分の分もほしくなる気持ちは分かります。
彼女はまだアイコンが必要な歳でもないので、別の機会になにかプレゼントしようかなと考え中。
家族写真からイラストを書いてもらうのも素敵ですよね。
ライティングのお給料が貯まったときの楽しみにする予定です。
私はWEBライターの他にも布小物やバッグ、和服のお仕立て替えをする仕事を準備中です。
お店が少し軌道に乗ったら、パンフレットのデザインをお願いできたらいいな、とも考えています。
【まとめ】イラストアイコンは仕事への意識を高めてくれる
依頼して描いてもらうことで、自分のイメージしたお気に入りのものを手元に置けます。その結果、仕事への意識を高められました。
プロフィールアイコンに悩んでいる人は、ぜひお気に入りを探してみてくださいね。
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