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アウトプット学習ってなに?意味や活用方法を知って効率アップを狙おう

「勉強したことを早く身に付けたい」「効率よく学ぶ方法は?」そんな風に思ったことはありませんか?
私は40代を目前で始めたライティングの勉強で「アウトプット」に出会いました。アウトプットとは学んだことを自分の言葉で掘り下げ、復習するという手法です。
実践してみたところ、確かに知識の定着率がいいように感じます!
アウトプットがどういうもので、どんなメリットがあるのか紹介します。



アウトプット学習をおすすめする理由と活用方法

IT系では昔から「出力」という意味で使われています。英語のoutputは出力や発信、コンセントの挿し口のことを指しますね。
学習面でのアウトプットとはどういう意味なのでしょうか?意味やメリットがあるのか解説します。

アウトプットとインプットは何が違う?意味を知ろう

学習に大切な要素としてインプットがあります。インプットとアウトプットの両方の意味をまとめて確認していきましょう。

学習面でのインプットとは「必要な知識を仕入れること」です。例えば、教科書や問題集を読むことやインターネットで情報を集め、覚えることがこれにあたります。
インプットした情報をテストで答案に書くことや、自分の言葉でノートにまとめる、人に伝えるなどがアウトプットです。「知識を必要な場面で使うこと」と言えますね。


アウトプットをおすすめする3つのメリット

アウトプット学習はなぜ効率がよい学習法だと言われるのでしょうか?
知識を表に出すことで定着率が上がるからです。
他にも嬉しい効果がありますので、順番に見ていきましょう。

  • 知識の定着率や理解度が上がる

  • インプットが十分にできているか確認できる

  • 人に伝えるのがうまくなる

自分の知識が増えるだけではなく、コミュニケーションにも役立つようですね。

<知識の定着率や理解度が上がる>
本を読んだり話を聞いたりしただけでも、しっかりと記憶に残るという人もいますが、大抵は満足して忘れてしまいませんか?
そこで見聞きした内容を紙に書く(アウトプット)ことで書く動作と目で内容を見ることによってより記憶に定着できます。
また書き出すときに情報を整理するので、理解度が上がります。

<インプットが十分にできているか確認できる>
書き出すことで疑問点や不明点を見つけられます。
見つけた疑問点を補うようにインプットできますし、うまく書き出せていればあなたのインプット方法は効率的な方法だと分かります。

<人に伝えるのがうまくなる>
書き出してノートにまとめる過程で情報を整理しているので、人に伝えるときもスムーズに伝えられます。
疑問点も一度は自分で確認し、解決しているので相手が理解しやすいように話すことができるでしょう。

メリットの説明には、手軽に実践できる「書き出すこと」手法を挙げました。次項で詳しく内容を掴んでいきましょう。


アウトプット学習の方法を知って知識をどんどん蓄えよう

取り組みやすいアウトプットの方法には「書き出す」と「人に話す」という2種類があります。

<人に話す>
話すためには情報を整理し伝えやすい言葉を選ぶ必要があります。声に出したことは自分の耳にも入るのでしっかりと記憶に残ります。
話す相手がいますので、疑問や新しい考え方を投げかけてくれるかもしれません。そうすればより記憶に残りますよね。
楽しくおしゃべりして知識が増えるのはとてもお得な気がします。

<書き出す>
書き出す方法のいいところはひとりでも取り組めるところです。書き出すと言っても、いろいろなやり方があります。

  • 参考書や教科書を自分の言葉で書き換える

  • 聞いたことを、自分の言葉で要約する

  • なぜ間違えたのか、考察を書き添える

書き出すときのポイントは、自分の言葉を使って書くことです。詳しく見ていきましょう。

<参考書や教科書を自分の言葉で書き換える>
丸写しより高い効果が期待できます。ただ写すというのは単調な作業になりがちで、書きおえた達成感はあるものの、実はあまり覚えていないという経験はありませんか?
自分の言葉で書き換えることによって、写す作業プラス「考える」ことになります。また自分が普段使う言葉なので頭に残りやすくなります。

<聞いたことを、自分の言葉で要約する>
大事なポイントを見つけるセンサーを鍛えられます。講師の人は時間内でたくさん話をしてくれますが、それを全部書き留めるのはかなり難しいでしょう。
また資料や板書には書かれていない部分に大事なことが混ざっている場合も多くあります。

<なぜ間違えたのか、考察を書き添える>
なぜその問題を間違えたのか、解き直すときに気付いたポイントをメモしましょう。例えば、資格試験の答えの選択肢が4つで最後の2択に絞ったのに間違えてしまったということはよくありますよね。そこで「なぜ間違った方を選んだのか」「どこを見てこちらが正解だと思ったのか」を書き添えてみましょう。
2択から選択するときに自分が間違いやすい癖や、単語の意味自体を覚え間違えていた、などを発見できます。

書き出すことのメリットはたくさんありますね!
手法は分かりましたが、実際に活用すると効果は実感できるのでしょうか?



アウトプット学習を実践してみた!方法と感想

アウトプット学習を知ったときに、私は学生時代に先生方が言っていた「復習の意味はこれだったのか⁉」と感じました。
「もっと早く本当の意味を理解できていれば…」と思うものの、今からでも遅くはありません。実際にアウトプット学習を役立てたシーンと感想をお伝えします。


アウトプット学習はどう進めた?実例を紹介

ライティングの学習と案件を進めていく上で、2回目の成人式も間近な私がアウトプット学習を実践した方法や感想をご紹介します。

私はIT関係の学校に通っていたのでパソコンを使うことやインターネットで仕事を始めることには全く抵抗はありませんでした。しかしパソコンから離れていた間に世の中は知らない言葉ばかりになっていました。
それに加えて、ライティングを学ぶのも初めてです。SEOが何なのかが既に分かりません。

インターネットでライティングと検索して出てきた単語を、片っ端から調べることから始めました。
「調べる=インプット」でしたね。そこからどの単語とどの単語が繋がるのかをノートにまとめる「アウトプット」を実践しました。
そうすると少しずつライティングを取り巻くいろいろなことを整理できました。
物事のつながりや流れが分かると理解度はグッと上がりますよね。

いざ案件に応募して、仕事をこなすことにもとても役に立ちました。
クライアントさんからも「アウトプット」を推奨されていたこともあり、かなり真面目に取り組んだこともよかったと思います。
提出した記事の修正依頼を読み解き、自分の考えを書いて添削者さんに提出します。
そこで私が気を付けて書くようにしていたことは以下の通りです。

  • どうしてそこを指摘されたのか

  • どうしてその間違いをしてしまったのか

  • どう解決していくのがいいのか

  • 何を学ぶ必要があると思うのか

  • それはどう学んでいくのか

  • 疑問や質問(あれば)

添削者さんもアウトプットが上手な外注さんはいい記事を書いてくれると言っていました。
他にもYoutubeやスクールの無料動画、ノウハウを発信しているメルマガなどでもアウトプットの大切さに触れています。既に成果を掴んだ人が続けてきた方法であるということが垣間見えますね。


理解度は上がる?私が感じたこと

学習したことの理解度が上がったか?というのはとても気になる部分ですよね。
私はアウトプット学習を6か月間続けて「理解度は上がり学習効率もよくなった」と感じています。
私が「自分のここが変わった」と感じる点をご紹介します。

  • 間違ったこと、できなかたっとことへの言い訳がなくなった

  • バラバラな情報を整理して筋道を立てるので覚えやすい


<間違ったこと、できなかたっとことへの言い訳がなくなった>
予定していた日程で記事が仕上がらなかったとしましょう。その理由はなぜかとアウトプットを考えるときに「時間がなかった」「子どもの用事で忙しかった」という言葉が最初に思い浮かびます。これも確かに予定を狂わせた理由かもしれませんが、ここで終わってしまっては何の対策も取れませんよね。
「時間がなかった」→「急に子供の用事が入った」→「仕事の進度を管理するのに予定を前倒しできる時間はなかったのか?」→「だらだらスマホを見ていた時間があった」
時間がなかった理由が見えてきたのではないでしょうか。
子どもの用事はいつも急なものです。あらかじめ、すき間時間を活用して仕事を進めておけば、イレギュラーな事態にも対応できるかもしれません。
「だらだらスマホを見ている時間」をどのように仕事に活用するか、考えることができます。
学習だけでなく、生活面など様々なことが芋のツルのように繋がっていてどんどん改善を進めることができるのでとても有意義です。


<バラバラな情報を整理して筋道を立てるので覚えやすい>
たくさん調べたあとは「よく調べた!」という満足感でいっぱいになりませんか。私もそのタイプなので、勉強した後は「勉強した~!えらかった」といい気分は最高潮です(笑)
見聞きしただけでも記憶には残りますが、そこに留まらずメモを取るようにしてみました。
もちろん時間がない時や出先では情報を読むだけ、動画を観るだけですが、時間を見つけてそれらを覚えている範囲で書き出します。
最初に書きだしたところはあなたが「知りたい」「知れて得をした」と思った部分です。書き出して、足りないと感じたらまた同じ情報を観たり読んだりして補足していきましょう。
補足していくうちに「では自分だったらどうアプローチするとよさそうか?」ということを一緒に書いているうちに情報が整理されて、どの方向に進めばいいのかなんとなく分かり始めます。



まとめ

  • アウトプット学習はインプットしたことを自分の言葉で表現すると効果的

  • アウトプット学習の利点は理解度を高めるだけでなく、情報の整理がしやすくなる

  • アウトプット学習は人に話すことや紙に書き出す方法がある


慣れるまでは書き出すのは面倒だと感じるかもしれませんが、続けるうちに頭の中でも整理できるようになります。
私のように現役の学生をおえて時間がたった人でも十分に効果がありましたので、気になったら、だまされたと思ってチャレンジしてみてくださいね。きっといい成果が出ますよ。


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