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猫型ロボット55號の日記◉6月「気がつけば6月」

新品のときと気持ちは変わらないけれど、ボディの部品にそろそろガタがきている『猫型ロボット55號』(人間の年齢で55才)。そんな彼(もしかして彼女かもしれない)が、この歳ならではの”あるある”で戸惑っているみたいです。歳のせいにして早々と諦めてしまえばいいのですが、人は余計なことを考える生きもの(ロボットも)。まぁそこが楽しかったりするので、聴いてあげてください、55號の独り言。

気がつけば6月

おかしい、おかしいぞ。「今年も頑張るぞ!」と気持ちも新たに年の始めを迎えたのが、ついこの前のように感じるのに、部屋の壁に飾ったカレンダーは「6月」を示している。そういえば外に出かける時に着る服も随分と薄くなったし、仕事をして一息ついて窓の外を眺めるとまだ明るいのに時計を見ると…「えっ!もう夕方の6時過ぎ?」なんて事も。はやい。あまりにもはやすぎる、ここ最近の時間の流れ。歳を重ねるごとにそのスピードを増しているようです。

なぜ歳を重ねるほど時間の流れがはやく感じるのか?よく言われる原因の一つは「経験」との関連性。子供の頃は世界の全てが新鮮で驚きに満ちているため、時間の経過にとても敏感だけど、歳を重ねるにつれて、日々のルーティンや習慣が増え予測可能なパターンが生まれ、脳が新鮮な刺激や記憶の形成が減少し時間の感覚が鈍くなる。その結果「時間があっという間に過ぎた」となるんだそうです。

人生が大きなコップだとして、5歳の子の1年はそのコップ一杯に入った水の5分の1、50歳の1年は50分の1。この先ますます時間に対する感覚がはやくなるのであれば、歳を重ねてもなお新しい事に挑戦し、新鮮な体験を通じて充実した時間を過ごすのは、これからの人生をより豊かにしてくれるのかもしれません。
2023年も半ばを過ぎ夏の足音が近づいていることを実感する今、日々の生活を少し飛び出して違う景色を観に出かけるのも悪くないですね。

しかし…人生が大きなコップだとして…と言ったものの、問題は自分の人生のコップの大きさがいったいどれくらいなのか最後までわからないことかも…とてつもなく大きなコップだと…いいな~。

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