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猫型ロボット55號の日記◉11月「にしむくさむらい」

新品のときと気持ちは変わらないけれど、ボディの部品にそろそろガタがきている『猫型ロボット55號』(人間の年齢で55才)。そんな彼(もしかして彼女かもしれない)が別に11月でなくてもいいけれど11月らしいな、と思う話題をふってきました。けっこう、便利な暗記法に日常は支えられていますよね。掛け算するのに、九九がなかったらどうするの?と思いますから。ただし、それはわれわれ世代までもかもしれません。だって便利過ぎるスマホがなんでもやってくれますからね…。ロボットが言うのもヘンですが、人力の暗記法も過渡期です。そんなことを感じさせてくれる55號の独り言。

にしむくさむらい

そろばんを弾いてた頃、利息の計算を求めるのに、日数計算などをしなければならなかった時、この月は31日までだった?30日まで??月の長さの覚え方は「にしむくさむらい」だと教わりました。漢数字で書くと「二四六九士」。すなわち、に(2月)し(4月)む(6月)く(9月)さむらい(11月)が31日まで無い月ですよ〜という語呂合わせの覚え方。知らない人からすると「ちょっと待って!なんで「さむらい」が11月なの??」となりますが、十一という字を縦に積むと「士」と見えて、これが「武士」の「士」=「侍」となる...と教わりました...が...

どうやら違う説?理由もあるみたいで、地域や世代によっては「11」をお侍さんが両手に持った剣に見立てて「さむらい」だという覚え方らしいです。ずっと「士」で考えてきたので、初めて他人から聞いた時は「そんな覚え方もあるのね」と感心しました。

というわけで、11月(さむらい)は今日(30日)までです。明日からもう12月、最終月の始まりです。

侍は西を向いて何を見ているのかな?
沈んでいく夕陽、終わり行く1年の終わりの時を眺めているのかもしれませんね。
さあ、もう一踏ん張り頑張りましょう。

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