(詩) 明けない空に求めて
地平線を一心に
見つめる
建物がなくなった
廃墟の街を
身じろぎもせずに
太陽が昇る一条の
光を求めて
暁の空を求めて
いつまで待っても
明けることのない空
たとい明けなくても
前だけを見つめる
父も母も姉も妹もいない
もれてこない一条の光を
地平線に求めて
廃墟にひざまづく
ひとり残された
少年の後姿
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地平線を一心に
見つめる
建物がなくなった
廃墟の街を
身じろぎもせずに
太陽が昇る一条の
光を求めて
暁の空を求めて
いつまで待っても
明けることのない空
たとい明けなくても
前だけを見つめる
父も母も姉も妹もいない
もれてこない一条の光を
地平線に求めて
廃墟にひざまづく
ひとり残された
少年の後姿
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