知多半島に行くなら冬がいい

年末に知多半島へ行こうと思ったら、名鉄で言う河和駅の手前数キロから大・大・大渋滞。すっごいよ。もう。普段ならスイーっと通り過ぎちゃうだけの道を1時間近くかけて、牛歩のごとく進むしかなく。諦めて大井漁港から内海までの、海沿いのいちばん私が走りたいと思っていた道をすっ飛ばして帰ることになった。
その分、普段ならスイーっと通り過ぎちゃうだけの道をじっくり観察することが出来たし、普段は通らない道を走れたから、まあそれはそれでいいんだが。

だけどやっぱり海が見たい。
というわけで漸く行って来た。

月曜の朝。込み合う東三河。如何ともしがたい混雑を抜けて海底トンネルを潜って、武豊町の岸壁で碧南の火力発電所を見る。
曇り空、灰色の海、建屋と煙突とケムリ。
鈍色の、とてもいい景色だった。
私は曇天の海や、曇り空の上から日が差して、海面や煙突のケムリが光を反射してギラギラしている、あの鈍色の景色が好きなのだ。今日ならイイ感じになってるんじゃないかと思ったら、その通りだったので満足した。

画像1

そっから豊浜まで海を見ながら走る。
さしたる混雑も無く、いつもより車が少ないんでのんびり走ってたけどちょっと早めに着いた。豊浜の魚ひろば、昼前なので市場食堂も空いていた。
しらす丼と鉄皮(てっぴ)を頼んでみる。
新鮮なしらすが山盛りの丼に、だし巻き卵、お味噌汁、小鉢も付いてくる。
お味噌汁がまたウメーんだ。魚のアラも入っててダシがいい。
しらすも美味しいし、ワカメも乗っててこれもウマイ。

画像2


美味しかったんで、食後にお店のワカメを400g500円で購入。400gでも結構な量がある。ワカメってな軽いからカサが張るんだな…これで今夜もしらす丼だ。

鉄皮ってのはフグの皮のことらしい。
フグのシーズンなのでフグ料理も色々ある。コレが一番リーズナブルかつ、あまり食べたことのないものだったので頂いてみる。
コリコリムニムニしてて、ネギと唐辛子をまぶしてあって、そこにポン酢をかけて食べる。美味しかった。なんかちょっと後を引く食感だった。

画像3

ワカメは調達したので、次はしらすだ。
しらすは おわせ川栄 さんで購入。どっさり入っている。
これでしらす丼の準備は整った。次が目当ての丸勘商店さん。
ここの干物は絶品なのだ。

YouTubeでもお馴染みのヒゲの兄貴の干物が好きで、ここまでドライブがてら買いに行くのが楽しみなんだよね。
今日はフグを買ってみる。このまま切って食べてもいいし、唐揚げでもいいという。
唐揚げにしてもいい、ってのが決め手だったね。けど丸勘商店さんの干物はどれも美味しいので、今度は太刀魚がいいなあ。太刀魚の干物、ホントに美味しいから皆さんも知多半島をドライブ、ツーリング、潜水および空中遊泳する際は是非、豊浜さかな広場の丸勘商店さんで是非お買い物してみてください。

デブがウマイと言っている食い物の話は信用していいと思う。

そこから内海、野間、途中で常滑街道に入ってのんびり走る。
常滑市に入ってから247を走ってると運転が荒いし交通量も多いしトラックも乗用車も結構なスピードを出すんで、最近は旧道を走る方が気が楽でいい。
愛知県の道路で生き残りたければ、こんぐらいの臆病風にマストを張って走るくらいのつもりじゃなければコッチが幾ら気を付けても、向こうから勝手にぶつかってくる。
一旦停止の標識と、黄色信号は、愛知県では無い物と思え。

155号線で日長から阿久比へ抜けて、帰りは安城の高棚福釜インターからバイパスで帰る。
自然豊かな山んなかを切り開いて道路を作る是非はともかく、早くバイパスが開通しないかなと10年ぐらいずっと思っている。一旦、三谷まで下って大塚を回って、また為当からバイパス乗るの不毛なんだよホント…。

家に帰って15時過ぎ。8時から走ってたとして結構のんびり走れてよかった。
美味しいものと美しい海と見たい景色、いい休日だった。

小銭をぶつけて下さる方はこちらから…励みになります また頂いたお金で面白いことを見つけて、記事や小説、作品に活かして参りますのでよろしくお願いいたします。