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備忘録「これって浮気なのかな?」

それは週末の繁華街だった

今日も相棒と街へ出かけるため準備をしていた。

しっかりと整えられた髪、ほのかに香る香水、ほどよく施されたメンズメイク

今日も出会いを求めて街へと出る

相棒のT「今日はどんな美女で出会えるかな。今日も舞おう」

(舞うってなんだよこいつは?)

久しぶりのスト(ストリートナンパのこと)だから早めに街に出て

慣らしながら声をかける

「学校寝坊したんだけど授業終わった?」

学生っぽい子に声かけて安定の無視

意味がわからないことを言う

「まだ街が温まってないな」

そんなこと言いながら何組か声をかけていくが

連れ出しができず、LINE交換のみ

そうしていると、二人組みのチョイギャルが歩いてくる

二人は何の合図もなく二人に向かって歩いていた笑

「膝めっちゃ破けとるよー原付きでコケたん?おばあちゃんが縫うたるでえ」

Tは適当なことばかり言うがこれがめっちゃウケた

「てかお兄さんたちイケメン」

(よっしゃこれはいけるな)

二人でそう確信しながら

「そうやな時代が違えばジャニーズだったんやけどなあ」

「彰と修二って呼んで!」(Si)

Tはジャニーズ系だが
ディランは完全にLDH系である

「よっしゃ、それでどこ行こか!」

「え、私達店予約してるからもう行くね」

(、、、??)

「なんだとおお」

久しぶりに帰ってきたらしく会うのが半年ぶりだったらしい

そういうことなら仕方ないと涙を拭いながら

一次会が終わったら合流することを約束させLINE交換する

「あの、二人はええなあ」

「胸とち○こと俺が踊るわ」と(修二と彰のSiポーズ)

だが、所詮口約束会ったばっかの女のことなんて信じれないので次に行く

テンションが上がりるんるんで適当に声をかける

「お姉さんたち、可愛いね!飲みいこ!」

「えー、いいですよー」

(?!!!!!??!)

こんなに簡単でいいのか?

こういうことがあるからストは楽しい

すんなり、四人で飲みに行くことに

よく見るとふたりとも結構可愛い

適当な居酒屋に入り和む

どちらがタイプ化自然に聞き出すと

上手くディランとTで分かれる

そして、それぞれの担当の子と和んでいると

ディラン担当の子はなんと今まで一度も髪を乾かしたことがないらしい

しかも、枕カバーも一度も変えたことがないらしい笑

(めんどくさがりやな俺でもたまには変えるぞ)

などこんな可愛い子がと思いながら

恋愛話を聞いているとなんと処○っぽいことがわかる

(まじかあ、どうしよう)

ディランはめんどくさいので処○はそんなに好きではない笑

遊び慣れている子のほうがいい

Tにアイコンタクトを送る。

T側はこちらから見てもうまくいっていない笑

舐められている笑

どうしようか目で語り合っているとLINE通知が

「今から店出るんですけどどこいましたー?」

TにLINE画面を見せるとニヤニヤが止まらない

(もう少し隠せよ)

二人の気持ちは一致し、さりげなく切り上げることに

ディラン側は雰囲気は悪くないのでLINEを交換して後日

(それはまた別のお話、、、になるかな?)

そして二人送って、るんるんでもう二人のもとへ

すると妙にテンションの高い二人が

「ヤッホおおお!!!うわっふーーー!」

(けっこうできあがてるやん)

めんどうくさいと思いながらももう酒は飲まなくていいやと思ったので

四人で相談して夜景を見に行くことに

(まあ、こっちは事前に打ち合わせしてたんだけどな)

Tが車を運転して(Tはナンパに出るときはお酒を一滴も飲まない)

四人で夜景スポットに

その間に食いつきを見極めてそれぞれ担当を決める

夜景スポットに着いて四人で夜景を見ているとTと二人が気づくとどこかへ

(さすが、仕事が早い)

そうして、二人っきりで和む

「彼氏とかいるのー?」

「いるよ!めっちゃ仲いい!」

(まじかい!)

夜景に叫びたかった

だがそんなことで臆するディランではない

彼氏を悪く言うことなく、うまく愚痴を引き出しつつ自分の魅力を伝えていく

そうしてると悪くない雰囲気に

(もう良いかな)

Tに連絡して二人が戻ってくる

二人は手を繋いでいる

(さすが、仕事が早い)

そして

「今からディランの家近いからそこで飲み直さない?

って話になったんだけど四人で行かない」

「え、こっちでもそんな話してたよ!」

打ち合わせ通りである

そうと決まったら何も止めるものはなく四人でディランの家に

ディランと二人でベットに座りTでたちはソファベットに

そして四人で和みつつ徐々にそれぞれギラついていく

適当に理由を付けて電気を消す

こっちはふたりでベットに包まりキスをしている

Tたちは静かである

Tたちの様子を気にしていると急に二人が立ち上がり

「俺たち山に行ってくる」

(ん?)

Tはよく山に行く

「そっか!気を付けてね!」

笑顔で送り出す

そうして邪魔はいなくなったので

さらにギラツキ始める

ちょっとグダられる

「私、彼氏大好きで浮気したことないんだけどこれって浮気に入るかな?」

「〇〇が彼氏のこと好きでいるならそれは浮気じゃないよ」

(浮気に決まってるだろ、バカかこいつ)と思いつつ

「そうだよね!大丈夫だね!」

(バカだった)

そうして二人はベットに、、、

「彼氏より気持ちいい!!!」

やっぱり彼氏持ちは最高である


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