ついに誕生!dYdXチェーンのv1が正式にオープンソース化
はじめに
ついにこの日がやってきました!本日、dYdXトレーディング社は、dYdXチェーンをオープンソース化したことを発表します。プロトコル、オーダーブック(取引板)、フロンドエンドなどのコードが完成し、監査を完了し、現在、誰もが使えるようにオープンソース化しました。
dYdXチェーンはなぜ必要なのか?
dYdXでは、ユーザーに対して最高の体験を提供するために急激な変化も厭わない姿勢を貫いています。今のようにL2が人気になる前にL2に移動したことからもお分かりいただけるように、独立したアップチェーンであるdYdXチェーンを作るという我々の今回の決定にもその姿勢が表れています。
独立したアップチェーンを作ることで、dYdXトレーディング社は、トレーダーに対して取引スピードや使いやすさを提供する一方、信念の一つである「完全な分散化」を達成します。dYdXチェーンは最大で1秒間に2000回の取引(TPS)を提供できます。DeFiの世界では前例のないスケーラビリティだと考えています。
さらに、dYdXチェーンによって、取引板を含むプロトコルのすべての部分が完全に分散化されました。独自のアップチェーンを作ることで、バリデーターの役割やチェーンの機能などの面で完全にカスタム可能な状況を作り出しました。
なぜ我々が独立したアップチェーンを構築することを決定したのか、ブログをご覧ください。
次のステップは?
ソフトウェアがリリースされた現在、我々は次のステップを楽しみにしています。DeFiの熱狂者自身の手で、dYdXチェーンのインフラが世界で運営されることを楽しみにしています。
dYdXチェーンについて学びたい方は、dYdX Operations SubDAOからのブログをご覧ください。
dYdXトレーディング社は、引き続きコードを書き続け、オープンソースでコードをシェアします。dYdXコミュニティへの参加方法については検討中で、新たなプロダクトについては今後数ヶ月で新たな発表ができると考えています。
コミュニティの皆様、我々のチーム、投資家の皆様、そしてコード作りと監査でアドバイスをくれたすべての皆様、ありがとうございます。dYdXの次の章が何をもたらすのか楽しみです。
創業者アントニオのコメント
本日のdYdXチェーンのリリースは、dYdXとDeFiの双方にとって大きな瞬間と言えます。1日あたり10億ドルの暗号資産デリバティブ取引量を誇るdYdXは、DeFiの領域でリーダー的な存在だと自負しています。dYdXチェーンのソフトウェアのリリースは、dYdXの完全な分散化を意味します。そして、金融機会へのアクセスの民主化を達成するという我々のミッションをさらに一段と押し進めるものです。dYdXチェーンによって、dYdXはデリバティブトレーディングに透明性とセキュリティをもたらします。dYdXは、コードによって完全に運営される取引所であり、ユーザーによって管理される取引所になります。
*上記はdYdX Tradingのブログ「It’s Finally Here: dYdX Chain v1.0 is Officially Released!」を翻訳・編集したものです。
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