足骨日記7

手術を終えて今激痛の左足と共に寝転がっています。
定刻になり手術室に入った僕は麻酔科医のいう通りに手術室の寝台に寝そべる。
看護士と技士さん?に二人がかりで色んな測定器や点滴等をつけられ台に固定されていった。
流れの中で麻酔科医の先生が技士さんに、
○○1㎎入れてその後に⚫⚫1㎎入れて、そのあとアスピリン20入れちゃって、そのまま落ちるからね~次に気づいたら終わってまーす!
アスピリンというのは適当に書いたけどそういう片仮名の薬品名だった。僕は左手首から薬品が入って来るのを感じた。痛いような気持ちいいような異物感があった。数秒すると僕は麻酔がキマって白目を剥くよう気絶した。
目が覚めて起きたら自分の病室だった。
僕は麻酔が切れて、目が覚めた。よう寝たな~とかではなく、麻酔がキマって気絶したところからすぐに始まってるので、まるで浦島太郎である。
何故か骨の芯からの痛みに変わっている左足をすぐに察知した。痛てえ!僕は、大声で叫んだ。四人部屋なのにみんなごめんな。今日からまた新メンバーが入り四人部屋に戻っていた。独り言を言うおじいちゃんだった。それか文章を読むときに音読しないと読めない人だった。
でも、おれのほうがうるさかった。
人生初めてのナースコールを押して痛み止の鎮痛剤を筋肉注射してもらった。
喉がカラカラだ。水を飲んだ。うめえ。午前11時に飲んだ水が最後だったからうめえ。
この足の痛みトイレにはとてもいけない。看護士さんが尿瓶を持ってきてくれた。出したら呼んでくださいとのことだった。まだしていない。
筋肉注射と経口の鎮痛剤をもってしても痛みがとれなかった。看護士さんにお願いした。まだ痛いんです。と。この若い看護師さんは年下だろう。
昨日まではババアばっかりだったろうが!今日だけ若い子が二人で夜勤してくれると。期待するぞ。いいのか?そういう目で見ちゃうよ。
嫁も来てないことだし。いいの?手術と痛みで精神的に弱ってるし、事故的に慰めてもらうよ?いいの?と思いながら、辛そうな顔をして看護師さんの母性愛をくすぐりにかかった。
前述の日記で述べたとおり、彼女らは母性が満ち溢れているのである。
彼女は辛そうな僕の顔を見てこう言った。
痛み止めの座薬を取ってきますね。少々お待ちください。
筋肉注射は何回もすると中毒性があるとかないとか言っていた。筋肉注射は痛いから経口か座薬がいい。座薬は効きそうだな。早く挿れて欲しかった。
さすがに入れるのは自分でだろうと思っていたが、処置するときの手袋をはめてきたので、いれてくれるのか?と思った。
正直、辛いから看護士さんにサクッと入れて欲しかった。
看護師さんはフェラをする前の彼女のように僕のズボンを脱がしてくれて、僕も腰を浮かして脱がされるのを手伝った。
本当は皮を剥いておきたかったが、プロフェッショナルの前で仮性包茎が見栄張ってもお見通しだろう。
僕は、看護士さんに敬意をもって目を閉じた。僕がこの先の医療行為を見続けるということは彼女を性的な目で見るという、彼女に対して失礼な行動だからである。
彼女は僕のふぐりを左手の人差し指と親指で摘まんでめくりあげ私の肛門に座薬を押し込んでくれた。座薬を押し込みながら、ちょっと気持ち悪いですよ~と言った。
僕は気持ちいいです~と声に出して伝えた。色んな意味で気持ちよかったのである。

それが終わった後にズボンをはいていると、別の若い看護士がカーテンをめくって入ってきた。ズボンを履かしてもらう私を横目に同僚と話をしている。ちょうど腰を浮かして仮性包茎とふぐりが彼女の目前にある状態だった。そしておもむろに僕の顔を見てこう言った。

じゃあ夜中にヌキに来ますね!

おい、ちょっと待てこっちから頼まなくてもしてくれるシステムなの?しかもイヤらしい感じがしなくてこっちも罪悪感が芽生えづらく最高の誘い方だった。茶髪のショートカットでヌクのが上手そうだった。言葉責めとかもしてくれそうな感じだった。
僕は最終的な意向確認のために彼女の言葉を繰り返した。

え?夜中にヌキに来ますね?

彼女は笑顔で僕の顔を覗きこんでこう言った。

夜中に点滴終わるんで抜きに来ますね。

あ、ああ、はい。はい。

もう一生分の恥をかいた。
ほんとに抜いてくれないと割りに合わないような気がする。

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