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社会人15年目が「コンサル一年目が学ぶこと」読んでみた

社会人15年目にしてコンサルというキャリアに転身したため、コンサル一年生として基礎を身につけなきゃなーと思い、Amazonで評価の高かった「コンサル一年目が学ぶこと」を購入。※Prime会員なら無料で読めるはず

読んでみると、これがほんとーーに良い本なので、紹介します。

結論、この記事で伝えたいこと

経験年数や職種関係なく、全てのビジネスパーソンに読んでもらいたい、超重要な基礎スキルがまとまった一冊です。騙されたと思って読んでみてください。

私はコンサルになってから手に取った一冊でしたが、コンサルじゃない人も、
一年目じゃない人も、絶対に読んだ方が良いです。

もっと早く読みば良かった…という気持ちがある一方で、社会人として15年の経験があるからこそ、この本の重要性に気付けました。

どんな方でも、一度はぜひ読んでみてください。

なぜ全てのビジネスパーソンに「コンサル一年目が学ぶこと」を読んでほしいのか

一言で言うと、

どんな職場、どんな状況、どんな人でも使える、
重要な基礎スキルが詰まっているから

です。

枝葉の派手なスキルが必要とされる時もありますが、ビジネスも、スポーツも、武道も、ゲームも何事も基礎が最も重要。
世の中で活躍している人のほとんどが、基礎を徹底的に追求している方ですよね。

タイトルこそ「コンサル一年目」ですが、個人的には

社会人5年目、10年目、15年目、20年目で読み返す本

です。それくらい普遍的で、ついつい忘れがちな重要な要素がまとまっています。

「コンサル一年目が学ぶこと」本の内容について

ここまではおすすめしているだけでしたが、ここからはもう少し具体的に本の構成や概要、重要ポイントをお伝えします。

本の構成

コンサル一年目が学ぶこと

全体の構成は上の図のような形で、

・オープニング
・1章:コンサル流話す技術(伝える力)
・2章:コンサル流思考術(考える力)
・3章:コンサル流デスクワーク術(作業の進め方のコツとか)
・4章:プロフェッショナル・ビジネスマインド(仕事に向かう姿勢)
・クロージング

という形になっています。

1章:コンサル流話す技術の構成

1章:コンサル流話す技術の構成

1章では、いわゆる「伝える力」に関する内容となっています。

結論から話そうね。とか、
FACTをちゃんと入れて伝えようね。とか、
YES/NOはっきり伝えようね。とか、
コミットメントできないことをコミットメントしちゃダメだよ。とか、

言われてみたら当たり前なことですが、社会人経験が多くなればなるほど疎かにしてしまう、超基本的で超重要な「伝える力」がまとめられています。

2章:コンサル流思考術の構成

コンサル流思考術

2章では、「考える力」「頭の使い方」に関する内容がまとめられています。

具体的には、
段取りを考えてから作業に入ろうね。とか、
FACTと解釈とアクションは分けて考えようね。とか、
自分なりの仮説を立ててから情報に当たろうね。とか、

これも1章と同じく基本的で重要な内容ですが、1章との違いは「コンサルという職種じゃないとそこまで意識することがなかった」内容で、目から鱗なものもありました。

3章:コンサル流デスクワーク術

3章:コンサル流デスクワーク術

3章は、もう少し具体的な「作業の進め方」についてヒントをまとめてくれています。

具体的には、
議事録は決定事項と課題を記録しようね。とか、
最終成果物⇨アジェンダ⇨内容の順番でドキュメント作ろうね。とか、
2:8の法則を意識しながら作業時間を配分しようね。とか、

Amazonのレビューではこの章に対して悪い評価が多い印象ですが、タメになる内容、そうじゃない枝葉の内容、両方が含まれている印象です。

4章:プロフェッショナル・ビジネスマインド

4章:プロフェッショナル・ビジネスマインド

4章は、スタンス、つまり「プロとしての自覚や姿勢」についてまとめられています。

具体的には
自分の利益じゃなくて相手にとっての価値(Value)を意識しようね。とか、
一度コミットメントしたらどんな手を使ってでも達成しようね。とか、
師匠を見つけて守破離でスキルを磨こうね。とか、

この章は他の章と異なり、「思いっきり社会人一年生を対象にしている」という内容が多い印象でした。

社会人15年目が、超重要ポイントを4つに絞る

ここまでで本の構成を紹介しましたが、

で、結局のところ何が重要なの?

というポイントについて、社会人15年目の私が4つに絞ります。

社会人15年目が、超重要ポイントを4つに絞る

① まず第一に、改めて「基礎」が最も大事だということ。
② どんな作業でも、最終アウトプットから逆算して作っていくようにすること。
③ 何をするにも自分の仮説ありきでスピーディーに検証サイクルを回すこと。
④ 枝葉は無視して、重要なファクターに選択と集中すること。issueから始めよ

言われてみれば「当たり前だろ!」と思いますが、出来ていますか?と聞かれると、出来ていないことが多いということに気付く。そんな基礎的で原則的なポイントに絞りました。

まとめ

なかなか思うように成果が出せない方、これから新しい環境や役割で成果が求められる方、基礎の重要性がわかっていて基礎を復習したい方、ぜひ読んでみてください。※Prime会員なら無料で読めるはず


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