『STARTUP STUDIO』を1分で要約-DXを成功に導く新しい仕組み
グローバルではスタンダードになりつつある、スタートアップスタジオの本を、忙しい人のために凝縮してまとめました。
本のタイトル
正式には
STARTUP STUDIO 連続してイノベーションを生む「ハリウッド型」プロ集団
というタイトルです。
STARTUP STUDIOをエレベーターピッチ風に1分以内で要約
この本を1分以内で要約すると
起業や新規事業の成功確率を上げる『新しい考え方』を知りたい
起業家、大手企業の新規事業担当者、投資家、大学関係者、またこれらの支援者向けの
『STARTUP STUDIO』という本は、
起業/新規事業関連の最新の"あり方"を紹介しているビジネス書籍です。
これはまるでハリウッドの映画スタジオのように、連続的にイノベーションを生み出す新しいエコシステムの存在を事例を交えて知ることができ、
いわゆる『新規事業の本』とは違って、単一でなく連続的に、そしてシステム的なアプローチで起業/新規事業を成功に導くノウハウが詰まっている。
って感じですかね。かなりギュッとすると。
STARTUP STUDIO 本の構成
STARTUP STUDIO の目次はこんな感じ
本書の対象読者
はじめに
本書の構成
[一章] 8つのポイントで徹底分析
スタートアップスタジオの基本
[二章] 伝説のスタジオ、ベータワークスの物語
ベータから生まれる
[三章] 米タンパのケースに学ぶスタジオ運営の課題
時代の先を行く
[四章] ハンガリーのラボ・クープ流スタジオ運営術
完全共同所有のベンチャービルダーをゼロから立ち上げる
[五章] ミディアラボが北欧を席巻しているワケ
メガトレンドからスタートアップを立ち上げる
[六章] オランダのスタジオが実践する組織風土のつくり方
文化は動詞
[七章] 複数のスタートアップをうまく育てる方法論
ゲームプラン
[八章] 著者自らが経験したスタジオ発展のプロセス
限界を押し広げる
[九章] 大企業とスタジオのより良い関係
増加するコーポレート・スタートアップスタジオ
[十章] 改めて押さえておきたいスタジオ運営の基本原則
スタートアップスタジオ戦略
[十一章] 大局的な視点で見るスタジオモデルの可能性
イノベーションコンベアー
[十二章] 学生の研究グループが調べた「ブームの今後」
スタートアップスタジオ2.0
[日本版解説]
事例が多く、スタジオ初心者からしたらちょっと読みにくかったので
自分なりに分かりやすく再構築
用途別(読者が解決したいこと)に分解するとこんな感じ
①まずはSTARTUP STUDIOの基本を知りたい
├ はじめに
├ [一章] スタートアップスタジオの基本
└ [十一章] イノベーションコンベアー
②スタジオについてもう少し具体的に知りたい
├ 組織文化の作り方について知りたい
│ └ [六章] 文化は動詞
├ 具体的な運用ガイドラインを知りたい
│ └ [七章] ゲームプラン
├ 大企業でも使えるか知りたい
│ └ [九章] 増加するコーポレート・スタートアップスタジオ
└ 日本での状況を知りたい
└ [日本版解説]
③事例を交えながらもっと詳しく知りたい
├ 世界のスタジオ事例を知りたい
│ ├ [二章] ベータから生まれる
│ ├ [三章] 時代の先を行く
│ └ [四章] 完全共同所有のベンチャービルダーをゼロから立ち上げる
├ メガトレンドの見極め方を知りたい
│ └ [五章] メガトレンドからスタートアップを立ち上げる
└ どういうスタジオを選ぶか迷う
└ [十章] スタートアップスタジオ戦略
④スタジオモデルをもっと良くしたい
├ [八章] 限界を押し広げる
└ [十二章] スタートアップスタジオ2.0
こんな感じですかね。
最初は全部真面目に読もうとしましたが、私にとってはほとんどが「今じゃない」ものだったのでさらっとだけ読みました。
STARTUP STUDIOを読む前に知っておいた方が良いこと
Lean Startupや起業の科学など、いわゆる『起業や新起事業立ち上げの流れを"線"で知っておく』
と、より理解しやすいかと思います。
STARTUP STUDIOを読んで重要だと感じたポイント5つ
1.一般的な起業と違い、大きな集合知がたまるので失敗の価値が高い
2.「企業文化」がかなり重要なカギとなる。型だけ真似ても無理
3.ただの投資と違い、スタジオは共同創業者
4.投資家からしても個別に投資するよりスタジオに投資するという考え方
5.スタジオはリーンスタートアップを補完
読み手の立場で変わると思いますが、私はこの5点でした。
STARTUP STUDIOを読んだ感想
STARTUP STUDIOというエコシステム自体は本当に素晴らしいと思う。
このエコシステムが日本でも増えてくれば、またチャレンジングで希望にあふれた日本社会を取り戻せると思いますね。
起業や新規事業やDXに関連する
起業家の方、大手企業の新規事業担当者の方、投資家の方、大学関係者の方、またこれらの支援者(スタジオ運営者やコンサル)の方は一度読んでみる価値ありです。
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